『星屑テレパス』を明るく照らす一番星・明内ユウって女の子の話がしたいんだ!
地球での生活はあまりに難しい…そう感じたことはありませんか?
学校、会社、趣味のグループ。どんな場所にいても楽しいこともあれば息苦しさを感じることもあります。時には頑張りすぎてしまい、地球での生活は難しすぎるな…と感じてしまうこともあるのではないでしょうか。筆者は身に覚えがありました。
もし地球での息苦しさを感じるあまり、もういっそのこと宇宙に行ってしまいたい…と思い悩んでしまったら『星屑テレパス』を手に取ると良いかもしれません。
宇宙人・ユウと出会う
『星屑テレパス』の主人公・海果は人と話すことが苦手なあまり、地球での生活を諦めて宇宙に居場所を探そうとしている女の子です。いつか自分の気持ちが通じる宇宙人に会ってみたい、常にそんなことを考えている海果は入学した高校で宇宙人の女の子・明内ユウに出会いました。
『星屑テレパス』©大熊らすこ/芳文社 第1話より
あまりに突然叶った長年の願い。もちろん海果の人生に大きな衝撃を与えました。気持ち、わかります。だって宇宙人ってことを抜きにしても、ユウって女の子、人として魅力的すぎるんですもの…!
A・SO・BO〜!
ユウは海果と対照的に、誰とでも分け隔てなく話せる女の子。そのうえ前向きで思いやりのあるとくれば、明内さんってボクのこと好きなのカナ!? と勘違いすること間違いなし。
内向的な傾向がある筆者は、海果の気持ちに共感する部分が大きかったため、ユウというキラキラした存在にグッと引き込まれました。
『星屑テレパス』©大熊らすこ/芳文社 第4話より
本人の性格が明るいだけでなく、よく見るとユウが登場するコマはいつもキラキラしています。
例えば学級オリエンテーションで宝探しをするシーン。
なかなか初対面の人と長い時間を共にするとなんとなく気まずい空気が流れそうなものですが、コマの後ろにはたくさんの星が散りばめられ「ピピピピ〜ン」という効果音が描かれています。
宝物がなかなか見つからなくても、ユウと一緒にいるだけで楽しい空間だったんだろうなぁと想像してしまいました。
『星屑テレパス』©大熊らすこ/芳文社 第2話より
筆者がお気に入りなのは下記のコマ。1巻の後半に登場するワンシーンが描かれたこのコマは、可愛さが溢れ出していました。私服のユウは制服の時とは違ってガーリーな雰囲気が強調されています。
細かい絵にもかかわらず、その存在感は大きい。彼女たちが楽しくしている様子を隣の席で楽しむモブキャラにナリタイ!!!
『星屑テレパス』©大熊らすこ/芳文社 第9話より
このシーンもそう。文字のレイアウトを日本語で表記するのではなく「A・SO・BO〜!!」と、少しアメリカンで砕けた雰囲気にしているのも、ユウの明るさを表すためのこだわりポイントなのでないだろうか…と妄想が広がります。
『星屑テレパス』©大熊らすこ/芳文社 第6話より
海果の不器用さに共感できたあなたなら、ユウというキャラクターに引き込まれるのに時間はかからないと思います。本作はガールミーツガール。ユウを始め、のちに素敵なストーリーを紡ぐ女の子たち1人1人の個性にぜひとも注目してみてください!
宇宙への憧れは強くなって
宇宙に憧れを持つ海果はユウと出会い、以前よりハッキリとした気持ちで宇宙に行きたいと思うようになりました。そして海果の思いを聞いたユウもまた、自分自身を知るために宇宙に行きたいと願うようになりました。
『星屑テレパス』©大熊らすこ/芳文社 第5話より
地球人と宇宙人、2人の夢は同じ。ならば次は2人でなにか始めてみるのでしょうか?その答えはぜひともコミックスでお確かめください!