ebook japan

ebjニュース&トピックス

あの爆裂娘が主人公「このすば」めぐみんの前日譚!!『この素晴らしい世界に爆焔を!』

あなたは貯ったポイントは使う派、それとも取っておく派?

もし、そのポイントを使う目的があったとしたら、それにはたくさんのポイントが必要だとしたら。あなたは使わずに貯め続けられるだろうか。

その目的がネタと揶揄されても、こだわりを持って貫き通せるだろうか。

『この素晴らしい世界に爆焔を!』(このすばらしいせかいにばくえんを)は、憧れの魔法にこだわりを持って貫き通す少女の物語だ。

この素晴らしい世界に爆焔を! 著者:森野カスミ 原作:暁なつめ キャラクター原案:三嶋くろね

続々アニメ化「このすば」の躍進が止まらない!!

『この素晴らしい世界に爆焔を!』は『この素晴らしい世界に祝福を!』の爆裂魔法の使い手、めぐみんを主人公にしたスピンオフ作品だ。めぐみんが主人公パーティに合流する前の物語が描かれている。

『この素晴らしい世界に祝福を!』は同名小説を原作とした作品で、シリーズ累計1000万部を超えた人気シリーズ。愛称は「このすば」。2019年には劇場アニメ化され、2022年にアニメ第3期の制作が決定。そしてスピンオフ『この素晴らしい世界に爆焔を!』のアニメ化も2022年に決定し、その躍進が止まらない。

原作は『戦闘員、派遣します!』、『けものみち』の暁なつめ先生。マンガ版の著者は『三角の距離は限りないゼロ』、『続・この素晴らしい世界に爆焔を!』の森野カスミ先生。

「このすば」屈指の人気キャラクターである、めぐみんを主人公にしたコミカルファンタジー作品だ。

「爆裂魔法」に憧れる少女

魔法使い達の里「紅魔の里」では、12歳になると学校で魔法の修行を始める。そんな学校の中でもトップクラスの成績を誇る少女が、主人公のめぐみんだ。

しかし、めぐみんは魔法使いとして一人前な「上級魔法」を習得できるスキルポイントが貯まっても、魔法を習得せずにいた。魔法の習得=卒業である学校において、上級魔法の習得こそが、誇り高いことであるにも関わらず。

その理由は、憧れの魔法である「爆裂魔法」を習得するためだ。恩人でもある、胸の大きなお姉さんが放つ魔法を幼少期に見てから、その魔法を習得するために励んでいた。

そんな爆裂魔法について先生に尋ねたところ、現実的でない「ネタ魔法」だと言われてしまう。

少々落ち込みながらも、習得のためポイント稼ぎに励むめぐみんだったが、ある日、妹のこめっこがごはん代わりに黒猫姿の魔獣を拾ってきてしまう。

この黒猫をめぐって、悪魔やらモンスターやらがやってきて!?

爆裂魔法を愛するめぐみんとその仲間たちのドタバタコメディが幕を開ける!!

ネタ魔法と呼ばれる理由

めぐみんが愛する爆裂魔法はなぜネタ魔法と呼ばれてしまうのか。その3つの理由をご紹介しよう。まず1つめは要求されるスキルポイントが高いという点。

一人前の証である上級魔法が30ポイントであるのに対し、爆裂魔法は50ポイントだ。テスト上位3名に配られる「スキルアップポーション」でも1ポイントしか貯まらない、恐ろしく長い道のりである。

2つめは要求される魔力量が多い点。魔力が高いものでも発動できないことが多く、また発動できたとしても魔力を使い切ってしまう。

3つめは威力と範囲が大きすぎる点。地形を変えるほどの絶大な威力と範囲があるため、乱戦時など敵との距離が近い場合は使えない。壊してはいけないものが近くにあっても使えない。凄まじい爆音で魔物が集まる恐れがあるため、敵を一箇所に集めて、しかも敵から距離があるような時でないと使えない。

これらの3つの点から恩恵よりも、デメリットやリスクが大きすぎるため、ネタ魔法と呼ばれてしまっているのだ。

シリーズ屈指の人気キャラ、その名はめぐみん

めぐみんを中心に、村長の娘ゆんゆんやちょむすけ、など馴染みのある面々が登場しながら、紅魔の里の同級生のあるえ、どどんこ、ふにふら、妹のこめっこがなども登場し物語を賑やかに彩る。

「このすば」屈指の人気キャラのめぐみんが、如何にしてカズマたち主人公パーティと合流を果たすのか、ドタバタハラハラな道中が描かれる。

めぐみんの魅力をぎゅっと詰め込んだ本作。「このすば」ファンの方、めぐみんが大好きな方、まだ「このすば」を知らないという方も、爆裂魔法への愛を貫く少女のコミカルファンタジーをぜひお楽しみください。

執筆: ネゴト / カリス魔王TK

関連記事

インタビュー「漫画家のまんなか。」やまもり三香
漫画家のまんなか。vol.1 鳥飼茜
完結情報
漫画家のまんなか。vol.2 押見修造
インタビュー「編集者のまんなか。」林士平

TOP