全宇宙のマンガファンに捧ぐ! 「eBigComic4」で過去の名作やここでしか出会えない珠玉の作品達と遭遇しよう
「eBigComic4」というマンガサイトをご存知でしょうか?
小学館「ビッグコミック」系4誌の名作が無料で読めることや、ここだけでしか読めない魅力的な連載作品の数々が堪能できるマンガ好きには堪らないご馳走だらけの場所なのです。
連載作品の中にはかつて名作としてコアな人気を誇ったロボットアニメのコミカライズなど時を経て再び感動を与えてくれるものもあり、原作のファンを震えさせてくれる出会いが待ち受けているかも知れません。
本記事ではそんな「eBigComic4」オリジナル連載作品の中でも特に注目の5作品をご紹介させていただきます!
『Get truth 太陽の牙ダグラム』
1981年から1983年にかけて放映されたSFアニメ『太陽の牙ダグラム』のコミカライズ作品が『Get truth 太陽の牙ダグラム』です。
アニメ放映から約40年後に『機動戦士ガンダム サンダーボルト』等の作品で知られる太田垣康男先生によって描かれた美しいメカデザインに当時の感動が蘇ります。
太田垣康男『Get truth 太陽の牙ダグラム』第1巻/第1話より
物語の舞台となるのは地球の植民惑星デロイア。長きに渡り地球による圧政下におかれてきたデロイアの民は自由を求め地球連邦軍との激しい抗争状態にありました。
圧倒的な戦力差の前に劣勢を強いられるデロイアの希望は新興勢力「太陽の牙」とクリン・カシム。
太田垣康男『Get truth 太陽の牙ダグラム』第1巻/第1話より
地球連邦評議会のトップであるドナン・カシムを父に持つクリンは母国である地球を離れ地球連邦軍と戦うことを選びます。その選択の裏には衝撃の真実が隠されていました。
太田垣康男『Get truth 太陽の牙ダグラム』第1巻/第7話より
デロイア初のコンバットアーマーであるダグラムを操り自由を勝ち取ろうとするクリンの戦いを目撃しましょう。
『報復刑』
死刑に値する犯罪者に死をもって報復する権利が被害者家族に与えられたら、アナタならどうしますか?
死刑制度が撤廃された近未来の日本。そこでは愛する家族を虐げられた遺族が加害者を自らの手で裁くことのできる報復刑が認められていました。
トータス杉村『報復刑』第1巻 / 第0話より
とあるエピソードでは最愛の娘をある日突然失った父親が、報復刑の制度を利用し加害者に自ら裁きを与える事を選択します。
トータス杉村『報復刑』第1巻 / 第0話より
罪を犯したことに対して反省をしているのかどうなのかすら分からない加害者を目の前にして、権利を行使して報復するのか。それとも加害者の態度を見て考えを改めるのか。もし自分が同じ立場だったら、と色々と考えてしまいます。
トータス杉村『報復刑』第1巻 / 第0話より
法律では裁き切れない犯罪に対して、もしも報復刑があれば自ら裁きを下すことができる。
それが果たして良いことなのか。たとえ報復を果たしたとしてそれで本当に被害者家族の心は晴れるのか。人間の深層心理に迫る注目作です。
『戦闘メカ ザブングル アナザー・ゲイル』
1982年に放映開始された「戦闘メカ ザブングル」の世界観はそのままに新作として連載がスタートした作品です。
ゾラと呼ばれる惑星が舞台の世界。延々と広がる乾いた大地。人々は支配階級のイノセント、そして一般民シビリアンに二極化していました。無菌のドームの中で不自由なく暮らせるイノセントに比べ、荒れた荒野を生きるシビリアン達はウォーカーマシンと呼ばれる二脚歩行型汎用車両を扱い、なんとか今日を生き延びるような生活を送っていました。
作者名『戦闘メカ ザブングル アナザー・ゲイル』第1巻 / 第1話より
どんな悪事を働いても72時間逃げ切れば無罪放免となる「三日の掟」がまかり通る世界。シビリアンの1人である17歳の少女ベルはそんな過酷な環境下でも困っている人がいたら助けることを自身の掟として掲げ懸命に生きていました。
作者名『戦闘メカ ザブングル アナザー・ゲイル』第1巻 / 第1話より
ベルは偶然遭遇した外洋修理船ビスケインのクルー達と、自身のとある目的を果たすために行動を共にすることとなります。ベルが乗り込むことになる高性能ウォーカーマシン、ザブングルと共に目的地である「青い海」と呼ばれる場所へ辿り着くことはできるのでしょうか。
作者名『戦闘メカ ザブングル アナザー・ゲイル』第1巻 / 第1話より
作者の田中むねよし先生が描くウォーカーマシンの迫力が原作の魅力をさらにマシマシにしている本作。過去の記憶を導線に本作に興味を抱いた方も、初体験のまっさらな魅力を感じたい方にもオススメです。荒野に巻き起こる新風を感じて共に駆け巡りましょう!
作者名『戦闘メカ ザブングル アナザー・ゲイル』第1巻 / 第1話より
『わくとこまこ』
見た目地味目な女子大生の金子真子。趣味のマンガを販売している同人誌即売会の会場で再会したのは女子高時代のクラスメートで全校生徒の憧れの的、小野寺和空でした。
青木俊直『わくとこまこ』第1話より
いつも教室の隅で落書きしていた自分にとっても憧れの存在だった小野寺さんが居るであろうハズのない場所で再会した驚き。
青木俊直『わくとこまこ』第1話より
そして何より真子が描いていたちょっと大声では言いにくいジャンルの同人誌のモデルは何を隠そう小野寺さんだったのです。せっかくお金を払ってくれた小野寺さんにマンガを渡すことを必死で拒む真子の気持ち、お察しします。
青木俊直『わくとこまこ』第1話より
そしてあの頃から小野寺さんに抱いていた密かな想いが見え隠れする真子。初めて見る小野寺さんの横顔を覗き込む真子には、一体どんな感情が潜んでいるのでしょうか。
青木俊直『わくとこまこ』第1話より
高校時代に一旦終わった2人の物語の続きが意外な場所から始まることになる本作。マンガ表現には欠かせない枠とコマの遊び心満載の構成も楽しい『わくとこまこ』。ワクワクしながら楽しんで欲しい作品です。
『トリああああああジ』
自分の命が消えそうなまさにその瞬間。究極の2択を求められたらアナタはどちらを選択しますか?
『トリああああああジ』は人として許されない底辺の行為を繰り返してきた者達の元に現れた死神が究極の2択を迫る1話完結型の作品です。
作・トータス杉村 物語協力・北原雅紀 原案・A・ドワノ
『トリああああああジ』第1話より
煽り運転や異物混入など許されざる愚行を繰り返してきた悪人達。死神が選択する2択はどちらを選んでもおよそ幸せにはなれなさそうな、どっちみち結局地獄行きと呼べそうなものばかり。
死神の天秤に乗せられながら、それでも自分が可愛い彼らは少しでも自分にとってマシな選択を選べるよう足掻きます。
作・トータス杉村 物語協力・北原雅紀 原案・A・ドワノ
『トリああああああジ』第1話より
現実世界では罪の重さに比例しない軽い罰しか与えられない犯罪者もいるであろう中、死神によって避けられない運命を課される様を見ていると、死神に「よくやってくれた!」と思わずグッジョブ!と伝えてしまいたくなります。当の死神はただただ自分の仕事を全うしているだけなのでしょうが…。
作・トータス杉村 物語協力・北原雅紀 原案・A・ドワノ
『トリああああああジ』第1話より
トリアージとは大事故や災害などで同時に多数の患者が出た時に、手当ての緊急度に従って優先順位をつけることを指します。そんなトリアージを医療従事者とは正反対の存在である死神が行ってきたとしたら、考えただけでゾッとしますね。
読むか読まざるか、究極の選択をトリアージする権利はアナタにあります。どちらが正解か、もうお分かりですよね?
様々な感情が爆発する「eBigComic4」でマンガライフを満喫しよう!
小学館の「ビッグコミック」系4誌の名作や、時を経てコミカライズされた胸熱作品、人間の奥底にある剥き出しの感情が赤裸々に描かれる衝撃作もあればゆるやかな筆致で描かれるほっこりテイストもあり、多種多様なマンガが楽しめるサラダボウル的な楽しみを持つマンガサイトこそ「eBigComic4」なのです。
太田垣康男『Get truth 太陽の牙ダグラム』第1巻 / 第1話より
他のどこにもない、ここだけでしか味わえない珠玉の作品達の息遣いをぜひ「eBigComic4」で感じてください!