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『怪獣8号』夢破れた中年男の諦めきれない想いが炸裂する超怪獣バトル!

大迫力のアクションシーンや、強烈な個性をもつキャラクターたちが魅力的な松本直也先生の『怪獣8号』。『少年ジャンプ+』での総閲覧数は、なんと2億回を突破。「このマンガがすごい!2022」オトコ編では3位を獲得した超話題作。そして遂に!「ebookjapanマンガ大賞2022」第1位の栄誉に輝いた、まさに今、ぶっちぎりでアツイマンガです!

世界で類を見ないほど怪獣発生率の高い日本は「怪獣大国」と呼ばれていました。巨大な怪獣たちを討伐するために組織されたのが防衛隊です。防衛隊員たちが怪獣に立ち向かう勇姿を目にしながら、ひっそりと戦闘後の町の清掃作業に従事していたのが日比野カフカ、32歳でした。

怪獣8号 著者:松本直也

なんで諦めちゃったんですか?

カフカには幼なじみがいました。彼女の名前は亜白ミナ。ミナは防衛隊第3部隊の隊長であり、未来の師団長候補と目されています。

カフカとミナは幼い頃、怪獣たちに破壊された町を見て「二人で怪獣を全滅させよう」と約束したのでした。しかし、カフカは防衛隊の入隊試験には合格できず、怪獣専門の清掃業者として働く日々を送っていました。

そんなカフカの前に、防衛隊を目指す若者・市川レノが現れます。レノはカフカに「なぜ防衛隊を諦めたのか」と問いかけ、防衛隊の応募規定が33歳未満にまで引き上げられたことを告げます。

諦めたはずの防衛隊員への夢が、まだ終わってなかったことを知ったカフカは、レノと共に防衛隊に応募するのでした。

画面いっぱいのバトルシーンがヤバイ!

『怪獣8号』の一番の魅力は、なんといっても町を襲う巨大な怪獣たちとのバトルです。

隊員たちが己の武器を駆使して怪獣に立ち向かう姿に惹きつけられます。特にかっこいいのは、攻撃に入る直前の構えではないでしょうか。

戦闘力をアップする防衛隊の専用スーツのデザインもスタイリッシュですよね!

かっこいいだけじゃない英雄たち

対怪獣戦力として、前線で身体を張って戦う隊員たち。彼らを率いる部隊長はもちろん、英傑ぞろいです。しかし、ただ強いだけではなくて…! 日本最強と名高い防衛隊第1部隊隊長の鳴海弦(なるみげん)は、徹夜でゲームプレイし、部下にお金を貸してほしいと土下座する奴なんです。

おろした髪と逆立った髪で雰囲気が全く変わる鳴海ですが、実力は文句なしのナンバーワン。

圧倒的な「実力」を示せ。

行儀のいい無能ならいらん。

というセリフからも、格の違いが伺えます。

命を懸けて闘う彼らの背負うバックグラウンドや想い、そしてちょっと面倒くさい人間性に惹きつけられずにはいられません。

カフカが選ばれた理由とは

ある時、怪獣に襲われて入院中のカフカのもとに、羽の生えた小さな怪獣がやってきます。怪獣は「ミツケタ」とつぶやき、なんとカフカの口の中に。

次の瞬間、カフカは怪獣の姿に変わってしまったのでした。憧れていた防衛隊から『怪獣8号』というコードネームをつけられ、怪獣として追われる身になってしまった日比野カフカ。カフカは防衛隊に入り、幼き頃にミナと交わした約束を守ることができるのでしょうか。

果たされなかった約束のつづきは?

カフカが怪獣の姿になってしまったということは、他にも怪獣化した人間はいるのかもしれません。もしかしたら全ての怪獣が、元は人間だったのかも⁉

世界中に現れた怪獣の正体とは。『怪獣8号』、ぜひ読んでみてください!

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