『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』人気アイドル×ツンデレ同人作家のときめきBL
同人活動もアイドルも好きなミナモトカズキ先生。
そんなミナモト先生が生んだ本作は、アイドル×同人作家という新鮮かつ最高の組み合わせ!
同人活動やアイドルの推し活をしたことがある人が読むとより深く作品の世界観を楽しめそうですね。
一度は憧れるシチュエーション「人気アイドルの推しとの恋愛」というテーマが、ミナモト先生の手によって今までになかったカップリングに仕上がっています。
今までにないシチュエーションのBLが刺さる!
専門学校に通う猫屋敷 守は、ゲイ向けのオリジナル同人誌を手掛け同人誌即売会では壁側に参加スペースが配置される程の人気同人作家。
マンガを描くことを苦しく感じながらも、同人誌が売れることに承認欲求を見出している為日々必死に原稿に立ち向かう。
ミナモトカズキ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』1巻/第1話
ある同人誌即売会の日の帰り際、人気アイドルグループ「SHINY SMILE」のメンバーISSAYが自分の同人誌を買いに来ていたことが判明する。
ミナモトカズキ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』1巻/第1話
ISSAYこと風間 一星、実は実家がお隣さんの幼馴染で、中学時代に卒業を期に猫屋敷が一方的に縁を切った相手だった。
身近に感じる猫屋敷の不器用さ
中学時代に「お前とはもう一生会わない」と一星に宣言していた猫屋敷ですが、実際は部屋中に一星のポスターやグッズを飾る程彼のことが大好き!
そして一星もまた猫屋敷に会いたい一心でマネージャーの目を盗んで同人誌即売会へ行く程彼のことが大好き!
一星は猫屋敷へ愛情表現をたくさん示しますが、猫屋敷は再会出来て嬉しいと思う反面、明るく人当たりの良い一星への劣等感から冷たい言動を取ってしまいます。
憧れて尊敬している人が身近にいると、つい自分と比較してしまい自己嫌悪に陥ってしまう経験をした身としては猫屋敷が抱く劣等感や承認欲求をこじらせる姿に対し親近感を抱きます。
そして同時に人気同人作家として努力をする彼のことをもっと応援したくなってくるんです!
承認欲求はプラスにもなる
タイトルの通り、猫屋敷は多くの人に認められたいという承認欲求をこじらせ、その一方で一星も猫屋敷というたった一人の存在に認められたいと願っています。
承認欲求を露にすることはマイナスなイメージを持たれることもありますが、承認欲求を満たす為といえども日々の努力を惜しまないようにするというのは並大抵なことではありません。
本編でお互いが頑張る様子を知り「自分も自分の場所で頑張る」と尊敬しながら高め合っている二人を見ると、読者である私もやる気が漲って来ます!
ミナモトカズキ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』1巻/第6話
ツンデレで猫っぽい猫屋敷と優しいワンコ系男子一星、二人の想いはいつ結ばれるのでしょうか?
絶縁宣言した日の猫屋敷の本意や何故一星がこのタイミングで猫屋敷に会いに来たか(&何故同人活動の情報を知ってたか)がまだ明かされていないので続きが気になってたまりません!
二人の恋路、是非今後も推させて下さい!