ebook japan

ebjニュース&トピックス

『なのに、千輝くんが甘すぎる。』片想いごっこから始まるシンデレラストーリー!

デザートで連載中の『なのに、千輝くんが甘すぎる。』は、失恋のショックから立ち直れない主人公が学校イチのイケメンに片想いごっこを提案されるところから始まる令和のシンデレラストーリーです!

なのに、千輝くんが甘すぎる。 著者:亜南くじら

『なのに、千輝くんが甘すぎる。』あらすじ

メガネ男子が大好きなごくフツウの女子高生・真綾は、理想にぴったりの山田くんに告白するも玉砕。しかも、それをSNSでディスられるという悲劇に見舞われ「もう一生告白なんてしない!」と心に誓います。

そんな時、なかなか立ち直れないでいる真綾を見ていた同じ図書委員で学校イチのイケメン・千輝(ちぎら)くんから「俺に片想いして上書きすれば?」と片想いごっこを提案されるのでした。

初っ端から甘すぎます。どうする真綾!?

千輝くんってナニモノ!?

自分に片想いすれば想いを上書きできると思っていて、さらに「片想いしたことないから、やり方がわからない。」とか、けしからん発言を繰り返す千輝くん。

この時点で、モテ男にありがちなチャラい俺様キャラを想像した方も多いかもしれません。でも、千輝くんは違うんです。日々大好きな陸上に打ち込み、早朝から自主練、歳の離れた妹の面倒をみて、基本、女子には塩対応。一言でいうと朴訥。彼の言葉にはなんの含みもなくて、ただ事実を述べているだけ。

そんな彼が、なぜか真綾にだけは激甘です。後々わかってくるのですが、ごっこ遊びを提案したのはただの気まぐれではないんですね。真綾だからこそなんです。

片想いなのに甘すぎる!

千輝くんの提案に驚く真綾ですが、斜め上すぎて逆に可笑しくなってきて。妹との遊びの延長なのかな?と、気軽な気持ちでのっかることに。高嶺の花である彼に、まさか本気になるなんて思いもしません。

こうしてスタートした異例の片想いごっこ。片想いを知らないとはいえ、なぜか千輝くんが両想い並みに甘い!コーヒーショップからの帰り道での突然の味見や、「真綾のほっぺは俺専用」なんて突然の俺様発言。とにかく(片想い)『なのに、千輝くんが甘すぎる。』んです。こんなの、惚れる以外に道はありません。

なのに、好きっていえない!真綾の葛藤

千輝くんの甘やかしを気遣いだと思っている真綾は、好意を無駄にはできないと(片想いの)プロ根性を発揮。「恋をするとみんな常識的なストーカーになる」と、迷言を放ちつつ下駄箱をチェックしたり、すれ違った数を数えたりしてごっこを満喫!気づいたときには千輝くんでいっぱいになっていて…恋心を自覚します。

そして、その想いを妨げるのが片想いごっこ(のちに両想いごっこ)です。失恋の傷を癒すための関係なので回復したら終了だと思っている真綾は好きなのに踏み出せません。

ここが本作の設定の妙で、恋するきっかけが途端に足枷となってしまいます。絶望する真綾ですが、この縛りこそが私たちに数多のキュンをくれるんです。(ごめんね!)でも、安心してください、どう考えても両想いですよ!

片想いごっこは両想いごっこへ、そして…

なのに、千輝くんが甘すぎる。』は既刊6巻(2022年3月現在)で、ふたりの関係は片想いから両想いごっこへとバージョンアップしていきます。最新刊では、さらに関係を深めたふたりの甘い日常が覗けますよ!想いを伝えることに怯えていた真綾がどうやって大好きな彼との距離を縮めるのか、そして千輝くんはなぜ真綾じゃなきゃダメなのかはぜひその目で確かめてください。

そして本作はW主人公なので、今後はちょっぴりミステリアスな千輝くんの内側も描かれていきそうです。まだまだ本作から目が離せません!

執筆:ネゴト /みっちー

関連記事

インタビュー「漫画家のまんなか。」やまもり三香
漫画家のまんなか。vol.1 鳥飼茜
完結情報
漫画家のまんなか。vol.2 押見修造
インタビュー「編集者のまんなか。」林士平

TOP