『鬼と天国』美形年下養護教諭(男)×純情年上教師(男)身体から始まるちょっと危ない大人の恋
友達ですらなかったのに…苦手なはずだったのに…。いつの間にか心惹かれてしまう。
年齢も性別も関係なく恋は突然はじまります。
美形でサディスティックな養護教諭・天獄(32歳)が目を付けたのは、ちょっぴりくたびれた風貌の高校教師・青鬼(36歳)。
作画:お吉川京子 原作:阿賀直己『鬼と天国』上 / 下 / 再
それなりに甘くはない人生を歩んできた大人同士のビターな恋の行く末は…天国と地獄、どちらなのでしょうか?
作画担当のお吉川京子先生と、原作脚本担当の阿賀直己先生が初のタッグを組んだ『鬼と天国』シリーズ。上下巻では2人の恋の始まりを、続編の『鬼と天国 再』では恋人同士となった2人の恋の行方が描かれています。
身体の関係から始まるちょっと危ない大人の恋
面倒ごとには極力関わらないスタンスで働いてきた青鬼。しかし、楽しいことが大好きで性にも積極的な天獄に気に入られてしまい、一方的にちょっかいを出されるようになってしまいます。そしてちょっかいは徐々にエスカレートしていき、恋心どころか好意さえまったくないのに気が付くと身体の関係へ。
恋愛なんてくだらないと言い切る天獄と、そんな天獄の誘いをなぜか断り切れない青鬼。快楽だけが繋がりだったはずのふたりでしたが、言葉を交わし、同じ時を過ごすうちに少しずつ互いに惹かれ合っていきます。
いつも涼し気な笑顔の天獄がふと見せる激しい感情、どこかくたびれ感のある青鬼から醸し出される色気と哀愁。刺激的なスタートで始まる本作、読み進めていくと第一印象とはまた違ったふたりの魅力にキュンと萌えが止まらなくなっていきます。
気づかされる人間関係でたいせつなこと
恋人同士となった天獄と青鬼が関係を深めていく様子が描かれている『鬼と天獄 再』では、本音をぶつけあうシーンや互いを想い合うシーンが増えていきます。
その中でも恋人関係に限らず、家族や友人など大切な人と関わるときに大事なことを気づかせてくれた台詞をご紹介します。
“普通も一般もどうでもいいよ ぼくの基準はあなただ”
作画:お吉川京子 原作:阿賀直己『鬼と天国』上 / 下 / 再
“家族だからといって愛さなければならないわけじゃないし
愛しているからといって許さなければならないわけでもないよ”
作画:お吉川京子 原作:阿賀直己『鬼と天国』上 / 下 / 再
“人を好きになるっていうんは 自分を好きになるってことなんかもしれませんね”
作画:お吉川京子 原作:阿賀直己『鬼と天国』上 / 下 / 再
これらの台詞を目にしたとき、なんだかドキっとしました。恋人であれ家族であれ、大切な人のことを想うとき、その人がどんな人なのかということ以前に世間の普通がどうとか一般常識がどうとかに囚われていないだろうか?
普通や常識を取っ払って、自分と相手のことを想い合えた時に、本当の人間同士の心地よい関係性がみえてくるのかもしれません。
『鬼と天国』シリーズさらなる続編が決定!!
作画:お吉川京子 原作:阿賀直己『鬼と天国』上 / 下 / 再
甘くてちょっとほろ苦い大人の男性同士の恋を描く『鬼と天国』シリーズ。大好評につき、さらなる続編が決定しました!!
続編では天獄と青鬼のどんな恋模様が描かれていくのでしょうか?芽生えた愛は深まっていくのかそれとも…?
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