『田舎ぐらしの若美さん』完結記念!うどんまんぼう先生インタビュー
大自然に育まれた純粋培養の美青年・武尊とのめくるめく甘い生活を妄想する若美の田舎ぐらしがはじまる!『田舎ぐらしの若美さん』がついに完結。作者のうどんまんぼう先生にお話を伺いました。
――自己紹介をお願いします。
うどんまんぼうです。柳澤鉄郎名義で『むしまろ!』という作品でデビューし、やきうどん名義で『主将!地院家若美』を連載していました。
長沢克泰先生作画にて『巨悪学園』を描かせていただき、その後ご縁がありまして『田舎ぐらしの若美さん』に至ります。
――描き始めたきっかけ、デビューのきっかけを教えてください。
漫画家になるしかない!という気持ちで、後退のネジを外していました。
なにぶん昔のことでして遠い記憶の彼方です…
――本作執筆のきっかけを教えてください。
「若美でなにか描きませんか」とBL francさんにお声掛けいただきまして、色々考えた結果、前作の続編にあたる『若美さん』が出来上がりました。
©うどんまんぼう・ヤキガシタロウ/ebookjapan
――完結した今の心境を教えてください。
4年間も描かせていただき、感謝の一言です。
まだまだ若美を描きたい気持ちはありますので、またどこかで始めたい思いもあります!
――完結した今、キャラクターたちに声をかけるとしたら、どんな言葉をかけますか。
4年の間に(作中での時間経過はそうではありませんが)世の中の変化に合わせてか、けっこう皆成長したな~というか大人になったな…と。
若美は『主将!』の頃より困っている(困らされている?)ことが多かったですが、彼なりに色々思慮深くなったのかな…という気がしなくもありません!
©うどんまんぼう・ヤキガシタロウ/ebookjapan
――描いていて楽しかったシーンなどあれば教えていただきたいです!
「ピーナッツ…このお人形…私、なのね?」という茶番です!!!
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――本作を一言で表すとすればどんな言葉ですか。
優しさと許し、がテーマです。
©うどんまんぼう・ヤキガシタロウ/ebookjapan
――作品のアイディアを思いつくときはどんな時ですか。
単純作業中(梅干し屋でもありますので)に発想が出ることが多いです。
風呂に入っているときに最終的なまとめをします。
――作品を作る時に、最初に始めることは何ですか。
アイディアとコンセプト、この回のテーマは何かをまとめます。
――キャラクターを描くときに気を付けていることなどありますか。
体格差などきちんと出るように描きたいと思っています。描けていますでしょうか…?
――キャラクターを描くときにどこの部分から描きますか。
まずはアタリを取って、その後は全体のバランスを見てその時によりけりです。
輪郭線の左のほうから描くことが多いかもしれません。
――休日、気分転換にすることはなんですか。
きちんとした休日というものはここ数年間ないのですが(笑)
時間を見つけて日帰り温泉に行っています。
――今ハマっていること(もしくはモノ)を教えてください。
「水戸天狗党の乱」について調べています。
――好きな漫画・作品はありますか。
みなもと太郎先生『風雲児たち』魔夜峰央先生『パタリロ!』などです。
――今後書いてみたいジャンル、カップリングなど教えてください。
歴史ものを描きたいのは永遠の目標ですが、老眼ゆえに鎧などの細かい作画に不安があります…
――他のBL作家さんに聞いてみたいことなどありますか。
私はもともとBL畑の人間ではないので、BLの呼吸がちゃんと掴めていたか甚だ怪しい…というより掴めてなかったように思いますが、どうだったでしょうか…
――最後に、読者へのメッセージをお願いします!
『田舎ぐらしの若美さん』全48話をお読みいただき、本当にありがとうございました。
この令和の時代に、また若美を描けたことは幸せだったというより他ありません。
また何処かで若美たちが活躍できる日が来ましたら、その時はまた是非よろしくお願いします!