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競技かるたを世界へ広めた人気作がいよいよクライマックス! 今こそ伝えたい『ちはやふる』が長年愛され続けている魅力とは?

ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは

百人一首のなかでもこの歌は覚えている! 聞いたことがある! という人は多いのではないでしょうか? もちろんこの歌だけでなく百人一首の文化と、競技かるたのおもしろさを世界へ広め、一大ブームを巻き起こした作品『ちはやふる』は2007年より「BE・LOVE」(講談社)にて連載スタート。第35回講談社漫画賞少女部門を始め多くのマンガ賞を受賞し、アニメ化、実写映画化など映像化も続きその人気はまさに世界規模となりました。

そんな『ちはやふる』が2022年のこの夏、ついに連載最終回を迎えました。性別や世代、国境をも超えて愛され続けている『ちはやふる』、今こそ千早たちの青春を熱い戦いの行く末を一緒に見届けましょう!

ちはやふる 著者:末次由紀

多くの人の心を揺さぶる『ちはやふる』の魅力とは?

主人公・千早が小学6年生の時に競技かるたと出会うところから物語は始まります。まだ夢中になれるものを持っていなかった千早は、百人一首に自分の名前が入っている歌があることを同級生の新に教わり、競技かるたの面白さにのめり込んでいきます。

千早が競技かるたを通して仲間やライバルたちと共に成長していく様子が、登場人物たちみんなの想いとともに丁寧に描かれていています。

子どもたちが何かに夢中になりぐんぐんと成長していくきらめく瞬間、胸がギュッとなるような初めての恋、努力が届かなかったときの悔しさ、仲間がいてくれることの嬉しさ、そしてほんの一握りの人にしか届かない高みを目指す過酷さ。

『ちはやふる』は読んだ時の年齢や環境で心が震えるシーンや共感するシーンが変化していくのも長年多くの人に愛され続けている魅力の一つです。

これから読みかえすなら41巻からがおすすめ

『ちはやふる』をまだ読んだことがない人はもちろん1巻から手に取って欲しいのですが、

久しぶりに読んでみようかな、でも1巻から読み直すのは間に合いそうにないなという人には、クライマックスに向けて41巻から読み返すのがオススメです。

41巻ではクイーン挑戦者の座を獲得した千早が元クイーンたちに教えを乞うシーンから描かれています。

現クイーンである若宮詩暢に勝つため、詩暢を理解しようと奮闘する千早。

最終局面となるクイーン五番勝負につながる準備編となっているので、ここから読み返しておくと最新話まで一気に話の流れを読むことができます。

いよいよクライマックス!

現在49巻まで発売されており、長きに渡って紡がれてきた千早と競技かるたの物語。最新話では競技かるたの世界一を決めるクイーン戦と名人戦が今まさに繰り広げられています。一コマ一コマが目を離せない展開。選手たちの緊張と気迫だけでなく、見守る仲間たち、家族たちが息を飲む瞬間までも聞こえてきそうです。

世界一の座に輝くのはクイーン、名人それぞれ一人。

私たちは願わずにはいられません、過酷な試合を乗り越えてきた選手たちみんながどうか最後まで全力を出せますようにと。

執筆:ネゴト / よね

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