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『Get truth 太陽の牙ダグラム』40年振りに興奮と硝煙の世界が蘇る!二重太陽の下、戦いの中に真実は見えるか?

1981年から1983年にかけて放映された、高橋良輔監督によるSFアニメ『太陽の牙ダグラム』。アニメ放映から約40年の時を経て『機動戦士ガンダム サンダーボルト』等の作品で知られる太田垣康男先生によりコミカライズされた作品が『Get truth 太陽の牙ダグラム 』です。

Get truth 太陽の牙ダグラム 太田垣康男 監:高橋良輔

地球とデロイアの激しい対立

物語の舞台は地球の植民惑星デロイア。長きに渡り地球による圧政下におかれてきたデロイア人は不満を訴え、デロイアの自治権を求め各地でゲリラ勢力と地球連邦軍との激しい抗争が巻き起こります。圧倒的な戦力差の前に劣勢を強いられるデロイアのゲリラ組織でしたが、突如現れた新興勢力「太陽の牙」の活躍で次第に地球連邦軍へ攻勢を強めていきます。

自ら選んだ茨の道

動乱のデロイアで反地球連邦勢力筆頭としてその名を轟かせる「太陽の牙」において、デロイア初のコンバットアーマーであるダグラムを駆る青年クリン・カシム。

クリンは地球連邦評議会議長であるドナン・カシムを父に持つという運命を背負い、その父、敵、イデオロギーの異なる人々と対峙する中で葛藤を抱えながらも自らの正義を貫く為に闘いの日々に身を投じます。

敷かれたレールを拒み、渦中のデロイアで牙を磨く

クリンの父ドナンはかつてデロイアの地で反抗勢力に拘束されながらもデロイアの自治を認め、その為の援助は惜しまないと嘯きます。その真実は利権を失いたくないが為にドナンが自ら描いた、権力を誇示しデロイアを自らが支配する為のシナリオだったのです。

裏でデロイア独立派の人間を蹂躙し続ける父親の蛮行を知ってしまったクリンは1人デロイアに旅立ちます。父親と決別し、デロイア解放の為に自ら戦場に立つという苦難の道を選んだのでした。

時を経て尚輝きを増すダグラムの勇姿

本作は全編フルカラーで描かれており、ダグラムの躍動感溢れる姿を迫力のカラーイラストで拝めるという極上展開の連続です。クリン達と対立する地球連邦軍との激しい戦闘シーンでは、まるでアニメーションを観ているかのような感覚に陥ること必至です。関節の駆動や砂漠を駆け抜けるその疾走感、ライフル発射の反動で砂塵舞う戦地の臨場感を心ゆくまで味わい尽くして下さい。

重厚な人間ドラマの結末は

数奇な運命に巻き込まれながらも自分が信じた道を突き進み、父と相対するクリン。それぞれの信条と激情が交錯する激戦の星デロイアで果たしてクリンは真実の自由を手にすることが出来るのか。長い時を経て再び私達の前に姿を現したこの重厚な物語を、全力で噛み締めて下さい。

執筆: ネゴト / もり氏

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