『お伽話は地獄の果て、』 1・2巻同時配信記念! 市梨きみ先生独占インタビュー&サイン入りポスタープレゼント!!(2022/12/22まで)
2022年12月9日に、市梨きみ先生の話題の新シリーズ『お伽話は地獄の果て、』コミックスが、1・2巻同時に配信開始。
新刊の配信を記念して、ebookjapan限定で市梨きみ先生の独占インタビューを公開いたします!
さらに、2022年12月22日までの期間限定で、抽選でサイン入りポスターが当たるプレゼント企画も実施中です! お見逃しなく!!
※こちらのキャンペーンは終了しました
ebookjapan限定 市梨きみ先生独占インタビュー
――お名前やご執筆活動の経歴など、自己紹介をお願いいたします。
市梨きみ先生(以下、市梨先生):市梨きみ、間近の作品は「心中するまで、待っててね。」や「さよならアルファ」です。
――2022年12月9日より電子配信が開始したコミックス『お伽話は地獄の果て、1~2』について、まずは本作のご執筆のきっかけを教えて下さい。
市梨先生:担当さんに「市梨さんの貴族モノが読んでみたいです」と言われ、「分かりました!!」と答えたはずが、出てきたのはショタ王子×魔術師でした。貴族モノかなこれ…?って気持ちをスルーして提出し、無事OKが出ました。
異世界モノ楽しいです!
――今後のストーリーがとても気になる魅力的なタイトルです。どのようにして『お伽話は地獄の果て、』というタイトルが生まれたんでしょうか?
市梨先生:殺伐とした雰囲気とファンタジーっぽさが欲しいなと考えました。最終的にタイトル通り、お伽話のようなハッピーエンドになるよう頑張ります!
――『お伽話は地獄の果て、』のメインキャラクターであるレヴィとサフィールはどのような攻×受でしょうか。
市梨先生:レヴィ(受)はサフィールにしか懐かない野良猫、サフィール(攻)は心優しい薄幸美少年王子様、と思いながら描いています。
お互いにとってお互いが唯一の光で特別、という関係性が大大大好きなので、その辺が表現できれば良いなと思っています。
――1巻はサフィールを護っているかのようなレヴィが、2巻では剣を手に取るサフィールの姿が印象的です。カバーイラストご制作時のエピソードや苦心された点など、ぜひ伺えますでしょうか。
市梨先生:1巻は最初から一貫してるレヴィ&サフィールのイメージですが、2巻は連載中に思いのほかサフィールが強く成長して、出てきたイメージです。最初は幼少期はサフィールが弱弱しいままで終わると思っていました。
――異世界が舞台ということで、衣装はもちろん、背景まで世界観が完成されています。描かれる上ではどのようなことに気をつけていらっしゃるのでしょうか?
市梨先生:サフィールの衣装は絶対領域に拘っています。露出度は高くないんだけど、絶対に足の一部分はチラ見せ。ショタ期にしか足は見せないので…!そして可愛さ重視です。
ショタの時が可愛いければ可愛いほど、大人になった時の攻のかっこよさが輝くと思っています。
描写としては、身分制度バリバリなので、「上位者には礼を尽くす」などの仕草に気を付けています。
世界観的には、「魔術で何でもアリにしちゃだめ」というのを意識しています。サフィールの国では、主に魔術は軍事転用目的の兵器扱いですね。日常的に生活に使ったりとかじゃない、異端の力というイメージです。
――メインのキャラクターはもちろんですが、サフィールに意地悪をする義母姉弟を始め、魅力的なキャラクターが何人もいます。キャラクター作りではどんなことを意識されていますか?
市梨先生:それぞれのキャラにはそれぞれの道理があるので、それに基づいた台詞が出るように…と意識しています。
あとは、見分けがつくように!を一番重視しているので、それぞれに個性が出ていたら…良いな!
――このインタビューをご覧頂いた読者の皆様に、可能な範囲で今後の展開について教えていただけますか。
市梨先生:今後、サフィールとレヴィの悪役令嬢ものノリな学園編が待っています!
――ここからは先生ご自身への質問です。作品を書く上で一番楽しいご作業や、お好きな工程などをお聞かせください。
市梨先生:長いネームを切った時が達成感でいっぱいになり、一番楽しい瞬間なのですが、一方一番辛く困難なのもネームです。
あと主要キャラの泣き顔と、キレ顔を描く時が一番楽しいです。
――漫画を描かれる上で気をつけていられるのはどんな点でしょうか?
市梨先生:主軸を忘れないようにしよう、と思っています。
今回は特にファンタジーもので、色んなキャラが出てくるので「これはサフィールとレヴィの物語」「これはBL」って思いながら横道に逸れないように…と心がけています。
――先生はサフィールのような少年攻めがお好きと伺っております!ズバリ、先生のお考えになる少年攻めの魅力を熱くお聞かせください!
市梨先生:やっぱり、無限の可能性があるところでしょうか!
そして、人生に無限の可能性があったにも関わらず、受けとの出会いによって大きく歪んでしまい、その後の人生の心の一番中心に受けを置いてしまうと最高だな~と思います。
BL適齢期の青年になった時、受けと出会う前よりも出会った後の年数の方が長い、影響度が高い、より執着心が芽生えやすくなるなどの、ヤンデレへの素養が高くなりますね(※個人の主観です)
あと、やはり大きくなった後に立場が逆転する事で受けの羞恥心を煽るところもとても良いです。
――最後に読者の皆様へのメッセージをお願いします。
市梨先生:初めての長期連載で緊張していますが、色々性癖を詰め込んでいこうと思っているので、少しでも萌えて頂ければハッピーです!よろしくお願いします!
気になる『お伽話は地獄の果て、』の本編を一部ご紹介!
市梨きみ『お伽話は地獄の果て、』1巻より ©市梨きみ/大洋図書