恋を始めたい女性たちへ。恋することでキレイになる自分を思い出せるマンガ5選
恋愛だってそれなりにしてきて。だけど今は毎日忙しくて、自分のことはいつの間にか後回しに。誰かのことを考えてメイク道具やデート服を揃えた時の気持ちも、最近はちょっと忘れがち。
アツイ季節に、遠ざかってた恋心を思い出させてくれる、オトナのラブストーリーをご紹介します!
イケメン男子は...イヌ化男子!?『恋するMOON DOG』
山田南平先生の『恋するMOON DOG』は、満月を見ると人間に変わる人狼の犬版男子と、恋愛に不慣れな女子との、もどかしくも甘い同居生活を描くラブストーリーです。
佐々木律歌25歳は、大型犬に好かれる性質のワンコ大好き女子。2年目のトリマ―として働きながら社宅に一人暮らししています。自宅に帰る途中で首輪もリードもなく野放し状態のドーベルマンを確保し、自宅に連れて帰ったら…
『恋するMOON DOG』第1話より ©山田南平/白泉社
なんとドーベルマンが全裸の若い男性に大変身!彼は狛山晃20歳。彼はイヌ化体質の家系の人間で、本物の満月や鮮明な満月の映像を見ると、ヒトになったりイヌになったりと体が変身してしまうのです。通常、50年か100年に一度しか生まれないイヌ化体質の人間が、狛山家を継ぐことになっており、晃は自分の子を産んでくれる女性を探すために家を出たのでした。
わんこは大好きだけど恋愛に疎い律歌が、イヌ化男子という特殊な男性に心惹かれていく様子が、エロ甘く描かれています。好きだけど、特殊体質の晃と生きる覚悟ができずに揺れる気持ち。自分の見た目を気にする律歌に、優しく声をかける晃を見ていると、恋をしたい気持ちが湧き出してきちゃいそう!
同居から始まる秘密の恋『きっと愛してしまうんだ。』
一井かずみ先生の『きっと愛してしまうんだ。』は、クールビューティーの藤田歩(あゆむ)と会社の同期の谷地(やち)俊輔が、ひょんなことから一つ屋根の下で同居したことから始まるラブロマンスです。
『きっと愛してしまうんだ。』第22話より ©一井かずみ/小学館
歩は付き合っていた上司から一方的に振られたばかり。社内でも仕事ができることで知られる歩は、完璧かつ鉄壁すぎて近寄りがたいと周りに思われていました。超奥手タイプな歩は、傷ついていることを表に出せず、一人で抱え込んでしまい…。そんな歩の心を、明るい谷地が少しずつほぐしていき、二人の関係は同期同士の「同居」から、恋人としての「同棲」に変わっていくのでした。
仕事を一生懸命頑張っていたら、いつの間にか周りから浮いちゃって。誰にも理解されなくていいとか、頑なになってた気持ちだって、恋をきっかけにゆるんできちゃう。パートナーの影響で変わっていく自分を発見できるのも、恋の醍醐味の一つですよね!
年下彼氏からの溺愛恋愛『隣の男はよく食べる』
美波はるこ先生の『隣の男はよく食べる』は、料理上手の大河内麻紀が隣の部屋に住む年下男性の本宮蒼太に、手料理を差し入れたことから始まる年の差ラブストーリーです。麻紀は30代半ばで、男いない歴は約10年。恋のドキドキなんて、とっくの昔に忘れてしまっていました。そんな麻紀の手料理を気に入って、部屋に通うようになった蒼太に「今すぐしたい」と迫られた麻紀は…
『隣の男はよく食べる』第2話より ©美波はるこ/集英社クリエイティブ
大事にしてくれてるのも分かるけど、自分はもう30代半ばで、彼は自分よりずっと年下。彼には、もっと若い子のほうが似合うはず。なんて、いじける麻紀の心の壁を飛び越えてきてくれる蒼太。
ネイルがはがれてたこと、ムダ毛のケアができてなかったこと、下着が上下バラバラだったこと。そんな自分に気づいて、急に自分磨きをしたくなったのは、気になる人ができたから。いくつになってもちゃんと「女の子」な自分を思い出させてくれる作品です。
元カレとの再会から始まる復活愛『デキないふたり』
里村先生の『デキないふたり』は、高校生の時に付き合っていた白藤奈緒(しらふじなお)と黒瀬孝仁(くろせたかひと)が、偶然にも同じ職場で働くことになったところから始まる恋物語です。社内で犬猿の仲として知られる白藤と黒瀬の二人は、小学生の頃からの幼なじみで、高3の夏に傷つけあって別れた過去がありました。
『デキないふたり』第1話より ©里村/libre
別れてからもずっと忘れられず、でもお互いに素直になれずにいる両片思いの白藤と黒瀬。連絡をもらって嬉しいのに、口から出るのは不満げなセリフばかり。縮まらないけど遠ざからない絶妙な距離感を抱えた二人の間に、突然ライバルが現れて…!
身近になりすぎて伝えにくくなってしまった本当に大事な人への感謝と愛情。こじれ始めるとなかなか素直になれない時だってあるけど、その分、伝えられた時のパワーは絶大。今のパートナーにもう一度、恋したくなったら読みたい一冊です。
「はじめて」を綴る恋愛オムニバス『はじめてのひと』
谷川史子先生の『はじめてのひと』は、恋愛における「はじめて」の気持ちや体験を描いたオムニバスストーリーです。
「はじめて」誰かを心から好きになったピュアな気持ちや、学生の頃の「初体験」をないがしろにしたせいで、今もなお愛することを躊躇してしまう気持ちだったり…。
『はじめてのひと』第4話より ©谷川史子/集英社
誰かの幸せな結婚生活の裏側には、その生活を喜べず、誰にも言えない秘密の恋をしているひともいて…。そんなさまざまな恋愛事情を抱えたキャラクターたちが、とある博物館を軸に繋がり広がっていく珠玉の一作です。
恋愛には恋愛でしか味わえない「はじめて」が沢山あります。それは時に辛く悲しい時もあるけれど、一方で恋する喜びが人生を豊かにするのも確か。恋の始め方を思い出したくなったら手にとって、さぁ谷川史子先生の世界へ。ぜひこの秋、恋愛マンガをきっかけにもう一度あなたらしい恋を始めてみませんか?