『左利きの夜』完結記念!町田響先生先生インタビュー
高校生で文壇デビュー、孤独を抱えた天才小説家である宇野夜。『左利きの夜』がついに完結。作者の町田響先生にお話を伺いました。
――――自己紹介をお願いします。
町田響(マチダ ヒビキ)と申します。2020年頃から漫画家として活動しています。
――――描き始めたきっかけ、デビューのきっかけを教えてください。
幼い頃に「カードキャプターさくら」に憧れ、絵や漫画を描き始めました。自分の漫画でたくさんの人の心が動かせたらなぁ……と思い、持ち込みなどを経てお仕事をいただけるようになりました。
――本作執筆のきっかけを教えてください。
受けのキャラクター・宇野夜みたいな男を描いてみたいな、と思い、こういう厄介な奴を塗り替えてくれるような相手とストーリーは……と考えを広げていった感じです。
Ⓒ町田響/BLfranc
――完結した今の心境を教えてください。
長いような短いような……でもキャラクターの成長を過不足なく描き切れてよかったな、と思っております。
――完結した今、キャラクターたちに声をかけるとしたら、どんな言葉をかけますか。
「一生イチャイチャしてろ!かっこよく生き続けろ!」
Ⓒ町田響/BLfranc
――描いていて楽しかったシーンなどあれば教えていただきたいです!
5話、マンションの屋上シーンです。特に夜の街を背景に跪く遼路を、“王子様っぽく!”と念を込めながら描いている時が凄く楽しかったです。
Ⓒ町田響/BLfranc
――本作を一言で表すとすればどんな言葉ですか。
「解釈」
Ⓒ町田響/BLfranc
――作品のアイディアを思いつくときはどんな時ですか。
好きな音楽を聴きながら散歩している時
――作品を作る時に、最初に始めることは何ですか。
作品によります。「左利きの夜」はキャラクターきっかけですが、世界観(設定)きっかけやシーン・台詞などの場合もあります。何か一つの“これが描きたい!”という思いを抱く事から始めます。
――キャラクターを描くときに気を付けていることなどありますか。
目線の寄越し方に重力を宿らせたいと思っています。
――キャラクターを描くときにどこの部分から描きますか。
輪郭の目安になる丸形のアタリ。
――休日、気分転換にすることはなんですか。
素敵な物を見たり買ったり食べたり。
――今ハマっていること(もしくはモノ)を教えてください。
数年前からずっと、「オモコロ」というWEBメディア・YOUTUBEチャンネルにハマっています。
――好きな漫画・作品はありますか。
「最終兵器彼女」「G戦場ヘヴンズドア」「るろうに剣心」「東京バビロン」などなど……
――今後書いてみたいジャンル、カップリングなど教えてください。
セカイ系が好きなので、セカイ系BLが描きたいです!紆余曲折、めちゃくちゃに辛い時期を経てのハッピーエンドをたくさん……。キャラクターとしては年上受けや、人生をドロップアウトした人間、ちょっと狂ってる人間が好きなので、そういう奴らをどうにかしたいです。
――他のBL作家さんに聞いてみたいことなどありますか。
どうやったら絵が上手くなりますか……かっこいい画面の作り方とか……色々お訊きしたいです。
――最後に、読者へのメッセージをお願いします!
「左利きの夜」をお読みいただき、本当に有難うございます。大好きなものを一生懸命描いた作品ですので、何か少しでも“いいな”と思う部分があったなら、これ以上ない幸福です。これからも宜しければ、貴方のお傍に置いて下さい。