「gateau」創刊10周年記念!ebookjapan独占編集部インタビュー&10年を振り返る歴代ランキングTOP10発表!!
2024年1月号で創刊10周年を迎えるgateau編集部に、BL男爵がお邪魔してきました(´八`)ぐふっ♥
ここでしか見られない貴重な編集部への独占インタビュー&訪問時の㊙写真をご紹介します!
BL男爵の10周年インタビュー ~gateau編集部に聞いてみました~
BL男爵がgateau編集部にお邪魔してきました(´八`)ぐふっ
――雑誌gateau創刊10周年を迎えての感想をお聞かせください。
gateau編集部(以下、編集部):紙の本が厳しいと言われ続けているなかで、雑誌が10周年を迎えられたことは本当に嬉しく、これも偏に素敵な作品を作り続けてくださる先生方、ならびに応援してくださる読者様のおかげです。
本当にありがとうございます!
今後も読者の皆様に楽しんでいただける作品をお届けできるよう尽力していきます。
――『体温が上がるボーイズラブレーベル』というコンセプトはどのように決まったのでしょうか?
編集部:幅広い作風のBLを刊行していくにあたって、「読者さんの心が動くこと」を共通の目標として常に大事にしていきたいと考えていました。
それを「体温が上がる」と定義した形です。
gateauでは、レーベルの色を重視することよりも、各作家さんの特色を生かした作品を作ることを重視しているため、爽やかな表現から色気の強い表現まで、明るいポップな雰囲気からしっとりした雰囲気まで、幅広く取り扱っていくことを想定しています。
その上で、読者さんに喜怒哀楽では表現できない、もっと体感的なものとして「体温が上がる」ような「良さ」を感じてもらえる作品を目指していきたい、という編集部の願いとしてテーマを設定しました。
10年の中で本誌サイズがB5⇒A5に変更になり、ロゴも一新。
よりスタイリッシュになった創刊号はおしゃれなBL読者から大きな反響を呼びました。
――gateauレーベルとして大切にしていることを教えてください。
編集部:先生方の”描きたい”を最大限に生かし、読者様に愛される作品としてお届けすることです。
――作家さんとの印象深い思い出を教えてください。
編集部:後述にもありますが、18禁版を作成する際に「どこまで消えてしまいますか…」と聞かれた際、実際の消し(性器修正)を見せると大抵の先生が「こんなに見えていいんですか!!」と喜んでくださるのが印象深いです。
――最近注目しているジャンルや作品傾向を教えてください。
編集部:中華後宮ものと、バースものは注目しています。どちらも華やかな展開や画面作りができる印象ですので、BLマンガという表現方法にとてもあっていると思います。
編集長のデスクにはかわいいgateauグッズがところ狭しと飾られてます♪
――昨今のBLブーム(実写化、アニメ化)についてはいかがでしょうか?
編集部:メディア化におけるジャンル選びとして、BLというジャンルがかなり注目され増えているのは実際に世に出ている作品数だけでなく、肌感でも感じております。それだけ多くの人が初手でBLに触れる機会が増えているということですので、今後も楽しんでいただけるような間口が広がる作品を読者様にお届けできるようにしていきたいです。
――小冊子(番外編)が大好きなのですが、発売の経緯は?
編集部:読者様もそうですが、編集としても「くっついたあとの二人」や「本編のその後」が大好きで、もっと読みたい!と思うことが多々あります。描き下ろしが沢山あると嬉しいという気持ちは読者様も共通じゃないかという思いから、先生方にお願いしてご執筆いただいております。
コミックス+箱+初回限定小冊子は、冊子を紙で手元に置きたいという読者のリクエストからグッズとしてセット販売しているとのこと。
――18禁版についてもgateauの特徴だと思いますが、今後も増えますか?
編集部:不定期ではございますが、増やしていきたいと思っております。ご要望やご感想ございましたらぜひgateau公式サイトからお送りください。
――この10年で電子と紙のコミックス、変化はありましたでしょうか?
編集部:10年前とは比べものにならないほど、電子書籍が普及しました。だからといって紙のコミックスが手に取って貰えないということはBLというジャンルにおいてはありません。
電子書籍の普及で読みやすくなったというお声はかなりの数いただいております。やはりご自宅にBLコミックスを置けない方や、増えすぎて物理的に場所がないということもあるかと思います。けれどBLの読者様は熱く応援してくださる方も大変多く、電子で買ったけれどやっぱり紙でも手元に置いておきたい、特典が魅力的だから、という理由で紙の本も手に取ってくださる方もとても多く、編集部としては大変嬉しい限りです。
紙の本ですと新刊時にしか出会えないことも多々ありますが、電子ですと初めて知ったときが新刊とも言えますので、そういう意味でも過去出たタイトルに触れていただく機会が増えたと思います。
――10年間共にBL道を歩んできた、読者の皆様へ一言コメントをお願いいたします。
編集部:雑誌gateauを楽しんでくださり、誠にありがとうございます。読者様の応援が、先生方が作品を世に出す力になります。今後も楽しんでいただけるタイトルを数多くお届けしていきますので、よろしくお願い致します。
――10年間共にBL道を歩んできた、作家の皆様へ一言コメントをお願いいたします。
編集部:gateauがここまで紙の雑誌を続けてこられたこと、偏に先生方のお力添えのお陰です。いつも素晴らしい作品を本当にありがとうございます。これからも素敵な恋を読者様に届けられるよう、全力で努めて参ります。
――15周年、20周年に向けての目標(野望)は…?
編集部:これからもこつこつと、読者様が読みたいと思う作品の数々をお届けできればと思っております。
gateau編集部の皆様、ありがとうございました!
創刊10周年おめでとうございます(´八`)ぐふっ♥
10年を総まとめ!! 「gateau」歴代ランキングTOP10発表!
※ランキングはシリーズ単位で集計しております。
※2013年1月~2023年9月までの売上を元にしたランキングとなります。
第1位 愛しのXLサイズ
あらすじ: 二十歳になった山本蒼は人生初の彼女を作るため、いかにも飲みサーらしい日本酒研究会に入部する。しかし、実態はお酒マニアの男が集うガチなサークルで、講習会でただただ酔っ払った山本は気づくとイケメンの家で寝ていた。山本を介抱してくれたイケメン・小林は稀代のモテ男なのだがアナコンダ級の巨根が原因で未だに童貞だと言う。そんな小林に同情した山本は――。
第2位 ひとりじめマイヒーロー
あらすじ: ヘタレヤンキーの勢多川は、不良高校教師のコースケさんの生徒であり、舎弟だったりする…。憧れのコースケさんの言葉に、態度に、容赦なく振り回される勢多川。ガマンすればするほど欲しくなる、このキモチどうしよう?笑ってはしゃいで、ちょっぴり涙する教師×生徒の恋のお話。※著者あとがきは収録しておりません
第3位 恋するミルククラウン
あらすじ: 「ほしがりさん」 ボーイズバーで働く向坂玲音は、特定の相手を作らず『自分を好きと言ってくれる子達』に、男女問わず愛を振りまいている。そんな生き方が原因で、ある日バーに通う女の子から詰められた玲音は、派手に水をかけられカフェの店内で虚しく濡れ鼠になっていた。手を差し伸べてくれたのはカフェのオーナーである帆高柊介。柊介は優しい雰囲気を纏った大人の男で、その日を境に玲音を激甘に可愛がっている。最初は胸やけしていた玲音も悩みを聞いてもらううちに気を許し、はじめて『受ける側』でのセックスを経験する。柊介がするSMっぽいセックスに、心も身体も興奮することを知った玲音。しかし『自分が誰かに愛され続ける』想像がつかなくて――。《収録内容》 ◆『恋するミルククラウン』1~5話 ◆描き下ろし15P ◆小冊子20P
第4位 アホエロ
あらすじ: 彼女とすれば? こういうこと。平凡で意思の弱い坂口は、料理上手で気が効くイケメン高東に予定を把握され、執着される毎日を送っていた。ルームシェアをしている二人は一緒にAVを見たことをきっかけに、身体の関係を持ち、高東のエッチな要求は日に日にエスカレートしていく。今では一緒にお風呂に入り、恋人同士のような甘いキス。しかしある日、高東は合コンに出かけて行き、どうやら最近彼女ができたみたいだ。どういうつもり。
第5位 お金ありきの関係ですが
あらすじ: 「誰も信じない そう誓ったのに…」平凡なサラリーマンだった柳井真は半年前、親友の連帯保証人になり3千万の借金を抱えてしまった。借金を返すため男娼になった柳井は質の悪い客の相手をする日々に耐え、慣れない“男とのセックス”を繰り返している。そんなある日、偶然出会ったヤクザの牧に5倍の価格で専属の男娼にならないかと持ちかけられ――。【描き下ろしあり】
第6位 キスで溶かしたそのあとに
あらすじ: 「欲求不満を暴かれて…」 大学生になった相瀬紘は現在、親の取り決めで『友人の兄』である小野澤瑞基の家に居候中。瑞基はイケメン会計士と理想の旦那そのもので、紘はイイ男を浴びまくっている。食事を作ったり朝起こしたりと一見イイ感じの同居生活だが、ひとつ問題があった。それは紘の恋愛対象が男で瑞基が初恋の人ということ…。悶々として過ごす紘はある日、最悪なことにオナニーをしているところを瑞基に見られてしまう。更にSNSに「彼氏募集中」と書いていることやエロ目のメッセージに触発されたことなど、全てがバレて最悪の事態に。しかし瑞基は「そんなに欲求不満なら俺と疑似恋愛する?」と思いもよらないことを言いだして――。《収録内容》 ◆『キスで溶かしたそのあとに』1~5話 ◆電子限定描き下ろし漫画
第7位 恋するヒプノティックセラピー
あらすじ: 「催眠セラピーで気持ちも身体もダダ漏れ」 ボーイズバー勤務で恋人いない歴=年齢のクローゼットゲイ・高澄一志は、耐性がないせいですぐに周りの男性を恋愛対象として見てしまう自身の惚れっぽさに悩んでいた。そんな一志は最近隣に住む年下の大学生・伊佐木蒼と仲良くなった。酔って倒れているところを介抱したことがきっかけで、お礼にご飯を作ってくれるようになり、一志は早くもイケメンな蒼にドキドキしてしまう。ある日、一志の悩みを知った蒼はバイト先の催眠アロマオイルマッサージ店に誘い、耐性をつけるための特訓として蒼の施術を受けることを提案し――。《収録内容》 ◆『恋するヒプノティックセラピー』1~5話 ◆電子限定描き下ろし漫画 ◆電子限定カラーイラスト
第8位 理想的恋愛の条件
あらすじ: 「お前は条件に合ってる」新人編集の片桐は、イケメンで敏腕な上司・西脇と一緒に仕事ができることを楽しみにしていた。なのに―― なぜか西脇の家で押し倒されるはめに!? 西脇の面倒な恋愛観に当てはまってるからなんて、理由は聞いてない! その上「このあいだは俺にチンコ扱かれてイッてたじゃねーか」ってどういうこと!?【描き下ろしあり】
第9位 ヤクザ教師とハメられ王子
あらすじ: クラスでコミュ障王子と呼ばれる矢部は新任教師の蛇淵につきまとわれていた。ハメさせて、ちゅーしよっか、美ヘソに惚れた、どこまでもふざけてるとしか思えねえ…そのくせ、こいつにハメられてる俺。なんで。
第10位 君は夏のなか
あらすじ: 男子高校生2人、夏、聖地巡礼。お互いに映画が好き―――佐伯千晴と戸田渉はそんなよくある共通点から仲良くなった。一緒にいると楽しい、自然とそうなったある日2人の関係を一変する出来事が…。落ち着かない気持ちの中、千晴が夏休みを使って“聖地巡礼”しようと持ちかけてきて…。人を好きになる、ということ。それはどうしようもない、ということ。男子高校生2人が紡ぐ、眩しくて愛しい青春劇。