
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土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。総発行部数2500万部超! 司馬遼太郎の永遠のベストセラーが半世紀の時を経て、電子版で新たによみがえる!第7巻/同盟した薩摩と長州は着々と討幕の態勢を整えてゆく。そして竜馬は、この薩長に土佐藩などを加えた軍事力を背景に、思い切った奇手を思いついた。大政奉還――。幕府のもつ政権をおだやかに朝廷に返させようというものである。内乱を避け、外国に侵食する暇を与えず、一挙に新政府を樹立する、無血革命方式である。が、しかし……。
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経済が時代の底をゆり動かし、政治がそれについてゆく。竜馬は、奇妙なカンでそう歴史の原理を身につけていた。
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高杉晋作は平然、同藩の同志に、「おれは父からそ...
司馬遼太郎の代表作としていつか読もうと思っていた作品。
母の坂本竜馬好きから、幼いころより坂本竜馬の逸話をよく聞かされていた。自分自身『おーい、竜馬』を読んだり、他の作品にでてくる坂本竜馬を通して何を...
▼第6巻に引き続き、第7巻もわくわく山場です。まあつまり、文庫版全8巻で言えば、竜馬さんは5巻までは準備運動だったとも言えます。その5巻までは面白く読ませる「節回し」「語り口」こそが、小説竜馬がゆくの...