走れ、千吉

走れ、千吉

倉阪鬼一郎

770円(税込)
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夜中に宿の床を出た客、思い詰めた顔で大川へ。気づいた千吉が追う!死にそこなった素人落語家浅草亭夢松は元乾物屋の主。身投げ騒動の続く大川端に「動く自身番」の旨い物屋台を出さないかと誘われて…。元大和梨川藩の磯貝徳右衛門は侍を捨て、料理人時吉となった。女房おちよと旅籠付き小料理のどか屋を開き人気を博している。そんなのどか屋に素人落語家で元乾物屋主の元松が宿をとった。夜ふけて元松は起きだし、思い詰めた顔で大川に向かった。これに気づいた、のどか屋の一人息子千吉は後を追う。不自由な左足で必死に走る。噺家のおじちゃんが死んじゃう。《本書に登場する小料理》・加丹生煮(かにぶに)蟹と蕪 ・蛤の酒蒸し・寒鮃の竜皮昆布巻き ・牡蠣飯 ・牡蠣の浅草揚げ・昆布の寿揚げ ・鯛の雪化粧蒸し ・細魚の糸造り・牡蠣大根鍋 ・寒鰤の照り焼き

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ジャンル
歴史・時代
出版社
二見書房
提供開始日
2017/08/01

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