
わたしはこのひとのように人生を真正面から受け止め、苦悩していただろうか。若くして罪を犯した女性からの手紙が筆者のもとに届いた。彼女の魂は、障害を持って生まれついたという事実のため、幼いころから防御の術なく無残に傷つけられてきた。だが、綴られていたのは、死んでしまおうと幾度も思いながら、それでもなお独力で立ち直ろうとする途切れる事なき意志の軌跡だった――。表題エッセイ他、食べることについて、死について、淡路島から沖縄・渡嘉敷島移住の顛末まで幅広く論じる清冽なエッセイ集。
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2025/3/31 23:59 まで有効
人を見るもどかしさへの耐性が灰谷先生の魅力。相手にゆとりを持たせるのが優しさであり愛情、そんなのを再確認できるよな本。
灰谷さんはやはり本業の文学の方が断然いい。
生き方としては、ちょっと超然としているというか、気を遣う。
と言いながら、ところどころ、うなずけるところもあるので、☆3つ。