
タフな男であるはずだった。ちょっとぐらいの骨折なら、何もいわずにゲームに出ていくような男だった。そしていつものようにプレイして、けろりとしている男だった。“鉄人”にふさわしいエピソードをいくつも残していた。その鉄人の、心の内側は、とてもナイーブで傷つきやすく、繊細だった。それが見えたとき、人はこの鉄人を好きになるのだろう、と思われた。(「バットマンに栄冠を――衣笠祥雄の最後のシーズン」より)衣笠祥雄、星野仙一、根本陸夫、東尾修、荒木大輔、落合博満、田淵幸一、江夏豊。昭和のレジェンドの素顔に迫る、山際淳司・プロ野球短編傑作選。
クーポン利用で【70%OFF】424円(税込)で購入できる! 6回利用可能
値引き額上限に達しています。
2025/4/30 23:59 まで有効
山際淳司氏と言えば、スポーツノンフィクションというスタイルを確立した人です。代表作は1979年の日本シリーズ 広島vs近鉄 の第7戦9回裏の攻防を描いた「江夏の21球」。以来、選手の人間性を深く描いた...
昭和の野球界のスターであり、花形であり、球団の顔で
あり、指導者であった−衣笠祥雄・星野仙一・根本陸夫・
東尾修・荒木大輔・落合博満・田淵幸一・江夏豊−
の9人と同時代を生きた作家・山際淳司が著した
...
山際さんという人は、自分からすればだけど結構旧い時期から書いていたんだな。この本の中に1973年に書いたというものがあって知った。
昔、江夏の引退から始まったナンバーという雑誌が好きでよく読んでいたん...