
「いつの世でも、人が生きてゆくということは、むずかしいものである」(序より)正史にもとづいた大作『三国志』全12巻を書き上げた著者が、時代の潮流の外にいながらも忘れがたい12人の生涯をたどった。『三国志』をあらわした陳寿(ちんじゅ)、輝ける倫理観と志望をもっていた太史慈(たいしじ)、魏の名臣・王粲(おうさん)・・・。ある者は、権力者や政治の中心に近づきながら、遠ざかることを余儀なくされた。その苦難をどのようにしのいだのか。曹操、孫権、劉備、関羽といった英傑たちとはことなり、歴史の中で一瞬だけ輝いた人生。その輝きが愛惜の念とともに描かれる。著者による後漢・三国年表つき。
名臣列伝以来の宮城谷さんの三国志であるが、史実の記述と小説風味を織り交ぜた書き方がやはり読みやすくて面白い。
人選の基準が分からないが、太史慈、韓遂という有名どころ(その割にあまりどういった人物か知...
宮城谷好きなはずなんだけど、
最近読んだのは
なんとなく薄っぺら区感じられたようなきがするが、
これは面白かった
色々読み直したくなる