scene 1元カレが突然家に押しかけてきて…
別れたばっかりの恋人関係はいろいろな線引きがとてもあいまいなときがあったりします。とりわけ別れを告げられた方は相手への思いを引きずっているものです。かつて恋人だった人の心がここにないのだということを知って本当の終わりを悟ったとき、性格の本質のようなものが見え隠れします。
第8回an・anマンガ大賞 大賞受賞、マンガ大賞2018 第3位! 今もっとも注目したいマンガ『凪のお暇』の世界をいろんな角度から徹底的に紹介します! コミックスも4巻まで発売され、ストーリーからもいよいよ目が離せなくなってきました。女性はもちろんのこと男性にもぜひ読んでもらいたい本作の魅力をお届けします。
『凪のお暇』本編のなかからebookjapanが独断と偏見で選んだ名シーン7選をお届けします。過去と決別し新しい自分へと変わることを決意した主人公の凪の姿にはきっと多くの人が共感できるはず! もがいて傷ついて苦しんで、少しずつどこかへと前進していく“お暇”生活の一部をご覧ください!
別れたばっかりの恋人関係はいろいろな線引きがとてもあいまいなときがあったりします。とりわけ別れを告げられた方は相手への思いを引きずっているものです。かつて恋人だった人の心がここにないのだということを知って本当の終わりを悟ったとき、性格の本質のようなものが見え隠れします。
心が摩耗するとワラにもすがりたい思いに駆られるのが人というもの。そんな精神状態に付け込んだビジネスもあるとかないとか。昔だったら押しに負けて買ってしまっていたかもしれないパワーストーンを毅然とした態度で断る凪。額に汗して振り絞った勇気が違う形の未来を切り開いていくはずです!
その家にはその家なりのルールや制約が存在します。それらがどうしてよその家と違うのだろうと子どものころに考えた人は決して少なくはないと思います。幼き日に初めてぶち当たる人生の壁ですよね。それは大人だって一緒です。大体のストレスは比べてしまうことから生まれる気がします。
好きだから思いが伝えられないという現象があります。マンガであれば物語が面白くなるエッセンスになるのですが、現実世界となるとそうもいきません。「あのとき話しかけていれば」、「勇気を出して告白していれば」とか考えても後の祭り。そうは言ってもためらってしまうのが人情ではあるんですが。
交際という事実はないのに肉体関係だけが先行してしまう恋愛があります。そういうスタートから徐々に交際という体裁を整えいきたいという願望がある男性は少なくないように思います。一方、女性は告白という形で言葉にしてほしい。そういう認識のせめぎ合いこそが恋愛の醍醐味なんでだと思います。
決して恋愛のことだけじゃありません。私たちは視野に入れるものを半ば無意識的に調整しています。直視しなければいけないということは頭ではわかっているものです。だけど直視できないということもまた知っています。やがて年貢の納め時がやってきます。人生はそれの繰り返しのような気がします。
交際相手の色に染まる恋愛があります。もともと好きで一緒にいるのだから、相手の趣味や考えに寄せていくということはおかしいことではありませんが、その程度によっては周囲から違和感を持たれたりします。好きという感情にはとても大きな力があります。それは両刃の剣のように扱いに注意が必要ですね。
©コナリミサト(秋田書店)