降谷零、松田陣平、伊達航、萩原研二、諸伏景光……警視庁警察学校の同期である5人の青春時代を描いた『名探偵コナン』のスピンオフ。
一人一人に焦点を当て、彼らの知られざる過去やまだ未熟な警察官の卵としての日々が描かれているファン垂涎のストーリー!
さらに巻末には「機密資料」と題して原作者・青山剛昌先生が読者の質問に答えるコーナーや青山先生の秘蔵ネームも収録!
▲青山剛昌先生が描いた5人の集合イラスト
©青山剛昌/小学館
警察なんて…
クソ食らえってな!!
年齢:22歳
人物:学科や実技、専門知識のレベルが高く、手先が器用で機械いじりが得意。特に爆弾は見ただけで大体の構造が分かるほどだが、傍若無人で協調性がない。元プロボクサーだった父親が冤罪で逮捕されたことから警察が嫌いになった。
36~37巻、96巻
俺は何か…間違った事を
言っているか?
年齢:22歳
人物:降谷に次いで総合力No.2で、リーダーシップがあり班長として他の入校者をまとめている。警察官だった父親が辞職したことを引きずり、正義を遂行するために誰よりも強くならなければと考えている。外国人の彼女がいる。
76~77巻、96巻
何もかも順調だと
かかっちまうんだ…
年齢:22歳
人物:優れたコミュニケーション能力と洞察力を持つが、その能力を女性にしか使っていない。実家は車の修理工場で、分解や修理が得意。松田とは小学校時代からの幼なじみ。
36巻(名前だけ登場)、96巻
もう誰も
巻き込みたくないんだ…
年齢:22歳
人物:正義感が強く穏やかな性格だが、15年前に両親が惨殺された事件のトラウマを今でも抱えている。兄は長野県警の優秀な刑事。降谷とは東京の親戚の家に引っ越してから出会い、仲良くなった幼なじみ。
88巻、90巻、96巻
僕は絶対に警察官に
ならなきゃいけないんだ…
年齢:22歳
人物:長い警察学校の歴史でも類を見ない抜群の成績で入校し総代を務め、入学後も全科目の成績はオールA。優秀だが、真面目過ぎる性格と頭髪のせいか他の学生とのイザコザが絶えない。幼い頃にお世話になった女性が姿を消し、彼女を見つけるために警察官を目指している。
トリプルフェイスのすべてをご確認ください
現在ではなんでもこなすパーフェクトな男・降谷も昔は違っていた!?
意外な一面が垣間見えるシーンをピックアップ!
▲下巻P9「外柔内剛」より
現在では喫茶店「ポアロ」の店員として客においしいハムサンドなどを振舞っている降谷だが、この頃は料理がからっきしだったとか。
幼なじみでもある諸伏から教わったことが、今の潜入捜査にも役立っている。
▲下巻P82「桜花爛漫」より
とある事件の犯人が仕掛けた爆弾を解体しなければならない場面で、爆弾処理が得意な松田と萩原が故あってできず、代わりに降谷が松田の指示で解体作業をしたことが、降谷が爆弾処理を覚えたきっかけだったようだ。このシーンでは劇場版「名探偵コナン 純黒の悪夢」につながる「あのセリフ」も登場!
▲下巻P37「疾風迅雷」より
RX-7を運転する萩原。車体を思い切り傾け、さらにはタイヤの下にサイレンを投げて……!? この時「一体何を!?」と驚いていた降谷だが、現在の彼を見ていると萩原のドライブテクニックを参考にしているように思われる……。
▲下巻P14「外柔内剛」より
教官の車が「マツダRX-7 FD3S」であることを知り、車好きの萩原は大興奮。戦闘機ゼロ戦から着想を得たというこの車に降谷の目も釘付け……。「あ、あんな派手な車… しゅ、趣味じゃないよ…」と言っているが、現在の降谷の愛車になっていることからもお察しである。
原作でおなじみのキャラクターたちの気配を感じるシーンをご紹介!
▲上巻P27「傍若無人」より
降谷達の先輩に、拳銃訓練の最初の試射で20発全弾をド真ん中に的中させた人物がいたという。今は刑事を辞めて米花町に探偵事務所を構えているという男はもしかして……!?
▲下巻P14「外柔内剛」より
降谷達の教官・鬼塚が乗っているRX-7は殉職したある先輩刑事の愛車だったという。その娘が刑事になるまで預かっているというのだが、その少女は今……? RX-7に乗った男勝りの女刑事に心当たりがないだろうか。
降谷達が過ごした警察学校はどんなところなのか。知ればもっと面白い!
警察学校は、警察官に必要な基本的な知識、技能、体力を身に付けるための教育機関のこと。警察官は採用試験に合格すると、まずは警察学校に入学する。入校期間は、大卒の場合は6か月間、それ以外は10か月間。
法律や様々な分野の仕事の基礎知識、鑑識技術、逮捕術、二輪操作など、警察官として現場で必要な内容を授業と実習を通して学ぶ。それ以外にも、体力づくりのための柔道・剣道・各種トレーニングが行われるそうだ。『名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story』でも授業やトレーニングを行う様子が描かれていた。
▲学科授業
▲拳銃訓練
▲重装備訓練
▲逮捕術
警察学校は全寮制で、自宅が近くにあっても必ず寮に入って生活するのが決まり。休日は届け出をすれば外出・外泊が可能とのことだが、服装や髪型の規定や、一日のスケジュールが決まっているなど様々な規則があるようだ。フィクションではあるが、降谷達はかなり型破りな入校者たちであることがわかる……。原作でも佐藤刑事が「伊達さんたちがヤンチャしまくったせいで私達の年だけ規律が信じられないぐらい厳しくなってたんだから!!」(96巻)と言っていた。
参考:警察庁Webサイト「警察学校」より(外部サイト)
https://www.npa.go.jp/about/recruitment/police/school/index.html
名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story
原作:青山剛昌 画:新井隆広
降谷零、松田陣平、伊達航、萩原研二、諸伏景光……警視庁警察学校の同期である5人の青春時代を描いた『名探偵コナン』のスピンオフ。
一人一人に焦点を当て、彼らの知られざる過去やまだ未熟な警察官の卵としての日々が描かれているファン垂涎のストーリー!
さらに巻末には「機密資料」と題して原作者・青山剛昌先生が読者の質問に答えるコーナーや青山先生の秘蔵ネームも収録!
©青山剛昌・新井隆広/小学館