帆神―北前船を馳せた男・工楽松右衛門―(新潮文庫)

帆神―北前船を馳せた男・工楽松右衛門―(新潮文庫)

玉岡かおる

1,045円(税込)
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「俺は日本の船すべてに俺の発明した帆を掛けさせたい」。江戸後期、播州高砂の漁師から廻船問屋を営む海商にまで上り詰めた松右衛門は、千石船の弱点である帆の改良に取り組む。船が速くなれば、流通が盛んになり民の生活が潤(うるお)う。仕事とは世のため人のためにするもの――。松右衛門は試行錯誤の末、板のように強く羽のように軽い「松右衛門帆」を発明する。日本海運業の革命児を描く歴史長編。(解説・高島礼子)

ジャンル
文芸
出版社
新潮社
掲載誌/レーベル
新潮文庫
提供開始日
2023/11/29

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レビュー

レビューコメント(4件)

  • 2024/5/12

    江戸後期に高砂の漁師から廻船問屋を営む海商に上り詰め、名字帯刀も許された工楽松右衛門の一代記。千石船の帆の改良に取り組み松右衛門帆を発明、蝦夷地択捉島では港を作りロシアの脅威から日本を守り、或いは瀬戸...

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    Posted by ブクログ
  • 2023/12/11

    僕は、今まで数百冊の時代小説を読んで、大概の歴史上の偉人の名前くらいは知っているつもりだったけど、まったくの自惚れだったことが、この作品を読んで思い知った。この工楽松右衛門という人は、とんでもなく凄い...

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    Posted by ブクログ
  • 2024/4/7

    工楽松右衛門を知らなかったが、すごく魅力的な人物だった。初めて男性に焦点を当てた作品ということだったが、メインは関わる女性について詳しく描かれていた。鎖国時代だったからこそとも言えるが、今も工夫を凝ら...

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    Posted by ブクログ
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