功罪の籤

功罪の籤

藤木桂

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「功績」と「あら探し」、両面からの調査指示に、きな臭さを思う目付衆。市ヶ谷で「殿様」といえば、評判の旗本・本多家だった。大雨で周辺は水浸しになり、行き場のない者を救うため、武家たちは体面を捨てて…。目付筆頭・妹尾十左衛門は老中方より、役高五千石の大番頭に家禄四千石の旗本・本多幡三郎を就けるか否か諮問される。屋敷のある市ヶ谷で、殿様といえば本多といわれるほど評判も高く、推挙に問題はないと思われるが、「功罪の籤」、つまり「功績」と「あら探し」の両面から調べよとの指示で…。折しも大雨が続き市ヶ谷は水浸しになってしまう。行き場のない町人を救うのは?

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ジャンル
歴史・時代
出版社
二見書房
掲載誌/レーベル
二見時代小説文庫
提供開始日
2022/09/01

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