Biophilia（ビオフィリア）　電子版20号（2017年1月・冬号）

今回は、医療現場でのIoT利用について特集致しました。　【特集】 「ありとあらゆるモノ」がインターネットにつながる現在、多くの人々の関心がIoTに寄せられています。今回医療現場でのIoT利用について特集しました。　ポイントは以下の要素となります。　（1） 「センサー」でヒトから情報を取得する。　（2） インターネットを経由してデータを蓄積する。　（3） サーバーなどに蓄積されたデータをAIで分析する。　（4） 分析結果に応じ、ヒトにフィードバックする。　採血などに対し、痛くない検診は患者自身のQOLを飛躍的に向上させ、難病や希少疾患のデータ蓄積からは治療方法が開発され、　治療薬の投与についてもオーダーメイドでの的確な選択ができ、医療費のコストも低減されます。　医療現場では今、斬新なアイデアから無限の可能性が広がろうとしています。　●ウェブサイトのお知らせ●【巻頭言】IoT─ ヘルスケア─日々の生活に密着 / 竹井　邦晴（大阪府立大学大学院工学研究科電子・数物系専攻）●【特集】IoT―ヘルスケア―日々の生活に密着●特集1．医療と医療機器技術の今後―IoT社会を視野に入れて / 柴田　利彦（大阪市立大学大学院医学研究科心臓血管外科学）●特集2．ウェアラブル技術による見守りや健康管理の課題及び展望 / 徳山 創（社会福祉法人善光会介護ロボット・人工知能研究室）●特集3．シニアの健康とアパレルによる支援 / 諸岡晴美（京都女子大学家政学部）●特集4．肌に貼り付けるだけで生体電気信号をモニタリングする電子ナノ絆創膏 / 山岸健人（早稲田大学大学院先進理工学研究科先進理工学専攻）、武岡真司（早稲田大学大学院先進理工学研究科生命医科学専攻　教授）、藤枝俊宣（早稲田大学高等研究所講師／JSTさきがけ博士（工学））●特集5．装着感の少ない柔らかい健康管理デバイスに向けて / 竹井　邦晴（大阪府立大学大学院工学研究科電子・数物系専攻）●特集6．軽くて使いやすい眼鏡型ディスプレイを目指して / 勝山俊夫（福井大学産学官連携本部）●【連載3】強靭な研究者であるために─その3　＜第11回＞　カオス世界にあって考える / 倉地　幸徳（ミシガン大学）●バックナンバー●E社史を創りませんか●裏表紙