
第172回芥川龍之介賞候補作! 大事な人が、かつてここにいた 確かなしるしを何度でも辿る── 喪失を抱えたまま生きていく、祈りの記録。ロングセラー『旅する練習』の著者がはなつ待望の新作。「これは、叔母がどんなに私を思ってくれていたかということを、その死後も巧妙なやり方で繰り返しほのめかされ時には泣かされたところでぴんぴんしている、根深い恨みである。」 実家を出て二年、作家になった二十四五の私は弟の結婚式に参列するため、仙台に向かっている。五年前に亡くなった叔母の痕跡を求めて、往復する時間の先にあるものとは。
クーポン利用で【70%OFF】1,062円(税込)で購入できる! 6回利用可能
値引き額上限に達しています。
2025/3/31 23:59 まで有効
いや、えぐい
これが芥川賞受賞してたらどれだけ本好きとして自信が持てたことか。
文学的センスが好みでした。
本筋には絡まない所作や視点の描写がすごく程よく、共感し、かといって本筋を損なわない、今までで...
亡くなった叔母を大切に思う気持ち、家を出て久しぶりに会う家族との微妙な関係、弟とのやり取り、主人公景子のなんとなくモヤモヤした感じが丁寧に描かれ、読み手にもよく伝わってきました。
弟の結婚式の参列のた...