
私の髪を憮でる、その指で、その腕で、彼女のことを抱くのですか―出会った日から22歳の今日まで、ミヤコは彼だけをみつめ続けてきた。そんなある日、偶然ひき合わせた親友が、一瞬にしてふたりの歳月を飛び越えて……。きっと、だれの心の底にも沈んでいる、冷たい恋の化石を胸に、何も言えず、ただみつめるだけのせつない愛。ひそやかな片想いのゆくえを描くラヴ・ストーリー。
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2025/3/31 23:59 まで有効
読むたびにもどかしくせつなくイライラしたりしてしまうのに、何度も読み返してしまう物語。
家のジンクスにとらわれて、幸せなシチュエーションを前にしても沈黙して動けなくなってしまう主人公に、片思いの経験が...
この本は実際に手元にある。ボロボロになるほど読んだ。消化できないくらい入り込んでいるかもしれん。全然未消化。はっきりしてくれって感じ。もやもや感でいっぱいだけど、コレはコレでいいかとも思う。最初の1ペ...
バブルが崩壊する直前。震災前の神戸。恋愛にも、生きることにも不器用な主人公。自分自身の境遇を思い、ノスタルジーにも似た懐かしさを持って大学時代が思い出されます。女子大生の哀しい恋愛を媒体に、過去への決...