
世界でも珍しい新たな火山島の出現は、島を知り地球を知る研究材料の宝庫。小笠原諸島で2013年、旧西之島沖の噴火によりできた島はどんどん大きくなり、旧西之島をのみこみ成長中であることがニュース映像などで紹介された。島ができていく過程を見られる貴重な場所として、様々な分野の研究者からも注目されている。本書では、西之島をはじめ多くの島の上陸調査も行ってきた著者が、できたての島でなくては見ることのできないこと、そこからわかる地球のダイナミズム、今後西之島はどのように変化していく可能性があるのか、などを解説する。また、西之島以外の国内外の特徴的な島について噴火や成長の過程での地質現象についても紹介する。前半では島の誕生から成長までにどういう現象が起こっているのかを中心に、後半では島の成熟から崩壊などの過程を中心にさまざまな島の事例をあげながら話を進めていく。
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2025/4/30 23:59 まで有効
西之島がまた成長したとの報道に接したり、またどこかの火山が噴火したというニュースを聞くたびに、地球のエネルギーの凄さに感心してきた。
島も火山の一種で、山頂付近が海上に出ているだけではあるが、その...
海域火山の解説書。分からないことが多い分野だけに、科学者としては非常に面白い対象なんだろうとは思う。しかし、著者が何度も強調しているように、稀かつ大都市からは離れた場所でのイベントだけに、危機管理、災...
タイトル『島はどうしてできるのか』というより、火山島のでき方をその誕生から消滅までを臨場感あふれる文章で綴った本。
この本では著者が実際に訪れた火山を中心に、海域火山で何が起きているのか、火山島はどの...