
巨大地震発生。地下に取り残された女性は、目が見えず、耳も聞こえない。光も音も届かない絶対的迷宮。生還不能まで6時間。想像の限界を超えるどんでん返し。救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。業務の一環で訪れた、障がい者支援都市「WANOKUNI」で、巨大地震に遭遇。ほとんどの人間が避難する中、一人の女性が地下の危険地帯に取り残されてしまう。それは「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいを抱え、街のアイドル(象徴)して活動する中川博美だった――。崩落と浸水で救助隊の侵入は不可能。およそ6時間後には安全地帯への経路も断たれてしまう。ハルオは一台のドローンを使って、目も耳も利かない中川をシェルターへ誘導するという前代未聞のミッションに挑む。
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2025/3/31 23:59 まで有効
井上真偽さんの小説は初めて読みましたが正直すごすぎて驚きました!
とても読みやすく、続きが気になって、ページをめくる手が止まりませんでした。気づいたら3時間程で読み終えてしまいました。
巨大地震によ...
数年前に旅先にてドローンで海の撮影をしていらっしゃる方に出会い、映像を見せて頂いた事があるのですが人名救助にまで応用されている事は本書を読むまで知りませんでした。
本人曰く「障害」であっても「苦」で...
秋晴れの三連休、とても楽しい読書でした。地下で展開する物語なのに、青空がにあいます。主人公として災害救助ドローンを操縦した高木春生さん、ドローンを上手に操りながら、一方、読者のわたしもあざやかに翻弄...