
人里から隔絶された開拓村に何度も甦る血まみれの記憶。二十キロ四方に無人の荒野が広がる鎌刈集落で、野地純平は自給自足で生きてきた。清河市はここに民間刑務所を誘致しようとしている。中学時代の同級生・泉敏郎は市の職員として純平に立ち退きを迫らざるを得なかった。だが、純平は断固拒否する。父と祖父が命懸けで開拓した山を守るために…。しかも獰猛な大型犬を従え、ライフルで戦うという。同級生同士の惨劇は幕を開けた。
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2025/3/31 23:59 まで有効
好きな作家さんで、最終的に読み終わってナットクはしたのだが、
うーんどうもテンポがね。
最後の畳み込むような緊張感はあったものの、それまでのシナリオが、
長く長い伏線、にしては微妙な終焉、ということ...
閃光を書いた著者だということで、読み始めました。
ウルフプロジェクトと刑務所。
相対する人々。
上巻は、まだアウトラインといった感じでしょうか。
最初は過疎の山村が舞台の冒険ものかと思いましたが、すぐに永瀬氏らしく社会派のにおいがしてきた。
まだ前振りなので評価は難しく、取り敢えず平均の3つにしておきました。