『黒執事』の魅力の1つとして欠かせないのが、キャラクターたちが身にまとう「衣装」です。
そのどれもが緻密で美しく、枢やな先生の強いこだわりを感じます。
このページではそんな魅力のつまった衣装の数々をタイプ別・人物別にご紹介!
ぜひ本編を読むときは服装にも注目して読んでみてはいかがでしょうか。
セバスチャンやシエルをはじめとしたキャラクターたちは、19世紀末のイギリスという時代背景を反映した貴族の華やかな衣装を主に身に着けている。一方で、女王の番犬を務めるシエルは、時には変装をして潜入捜査を行うことも多く、当時には存在しないような衣装を着ることもあり遊び心も満載。
登場人物としてファントムハイヴ家専属の仕立て屋ニナ・ホプキンスの存在もあるほど、この作品において衣装は重要な役割を持っているのだ。
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- すべて
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- フォーマル
- カジュアル
- スペシャル
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- シエル
- セバスチャン
- バルドロイ
- フィニアン
- メイリン
- エリザベス
- ソーマ
- 劉(らう)
- 藍猫(らんまお)
- ウィリアム
- グレル
- サリヴァン
- P4
- そのほか
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リボンとミニハットがとても印象的。かわいらしいだけの装いになりそうなところ、シエルともなれば品よく着こなしてしまう。
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ワンバックルシューズとソックスガーターが相性抜群の、シエルらしい喪服。普段とは異なる髪型に黒を身にまとった姿は、儚く美しい。
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帽子やボタンホールに花を飾って出かける風習がある復活祭。彩り鮮やかでかわいく、それでいて大人っぽい。最強のドレスに。
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実際の女王陛下謁見服のしきたりをベースにしつつもシエル用に誂えた、見事なまでの華麗な謁見服となっている。重いだろう衣装に身をつつみ、気高く歩む先に何が待ち受けているのか……。
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クリケット大会時の青寮(ブルーハウス)によるボートパレードの舵守の衣装。目を引く帽子の花々は、テムズ河に落とすはずだったのだが……。
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ハンチング帽にループタイーーたとえ身内との狩猟であっても、小物にまで抜かりのないところは、さすがシエルだ。
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とある事情から付けることとなった手錠と相まって、どこか心もとない印象を受ける寝間着姿。
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セリフも相まってカワイイがあふれている! 胸元にあるリボンもただのリボンではなく、フリンジになっているところが高ポイント。
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大ぶりのリボンをつけることが多いシエルだが、この日はシンプルなストライプ柄のネクタイを着用。「仕事ができる男」を醸し出している。
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もはや伝説とも呼べる女装をした際のピンクのイブニングドレス。モスリンたっぷりなドレスまで華麗に着こなしてしまう伯爵に脱帽!
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ゆったりとしたウェアの上から腰に巻き付くソードベルトが覗く。シエルのフェンシング姿が登場するのは、今のところこの4巻のみ……!(30巻まで発売中の2021年1月現在)
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全体的にフリルがあしらわれた衣装で、シエルの眼帯がよく映えている。非対称のニーハイソックスがとってもキュート。
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シエルは黒を基調としたテイルコートとハーフパンツに、特徴的なリボンタイとレースアップブーツで愛らしさを添えている。「不死鳥」ポーズにも負けていない!
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まさか古の登校風景をシエルが見せてくれるなんて……⁉ ここで注目していただきたい小物は、くわえているビスケットです。
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ドレスコードで着ることになったのが、このギリシャ風ガウン。かなり特殊な服装指定だが、しっかり着こなしている。
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セバスチャンの服といえば、何と言っても燕尾服は欠かせない。ラペルに着けているのは、ファントムハイヴ伯爵の執事である証。
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契約の証として刻まれた文様を見せないためというのは分かっているけれど、黒い手袋がみるからに怪しい。
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人間らしくあることにこだわる執事は、形から入るタイプ? 抜群の視力を持っていても、家庭教師の際は眼鏡姿に。
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一流テーラーのスタッフとして同行するにあたってセバスチャンが着替えさせられたのが、このスリーピース。普段の燕尾服と比べると明るい色調で、模様の入った蝶ネクタイや裾を折り上げた手袋など見どころが多い。
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頻繁に調理場を爆発現場にする料理長バルドロイ。髪をちりちりにした様子もよく見せているが、何故かコックコートは煤が付く程度。もしかしてバルドロイ用の特別素材で作られている?
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目を輝かせているフィニアンは、いつもと違っておめかしスタイル。もちろん庭師としての作業着も似合っているが、こちらはより一層愛らしい少年ぽさがあふれている。
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ニナ・ホプキンスデザインのメイド服。戦闘時は動きやすいよう、スカートの裾をボタンで留められる特別仕様。
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ベレー帽からカールのきいた髪がこぼれ落ちるよう。フリルたくさんのドレスを着たイメージがあるエリザベスだが、この時はカジュアルな装い。
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水に濡れて冷えるからとシエルが着せたテイルコートの下は、現代の下着だ。絶対視していた「かわいい」を捨ててまでシエルを守る彼女の姿にグッとくる。
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さすがはインドの王子。普段着とは思えない煌びやかな衣装ですら、難なく着こなしている。モノクロで描かれているのに鮮やかな色が目に見えるよう。
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孔雀が飛び交う長袍を着る劉(ラウ)に、色気たっぷりなドレスと牡丹の髪飾りが印象的な藍猫(ランマオ)が寄り添う。東洋の妖しきイメージが体現されている。
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水玉模様のネクタイに、星が散らばったパンツ。性格は固いまま、ド派手な衣装を真顔で着こなす。
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コートを肩落としで着ることで抜け感を出しながら、足元はヒールで締めている。スカルのメガネチェーンも、自分が似合うものを知り尽くしているからこそのコーディネートだ。
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緑の館の主人であった頃とは全く異なる印象を受ける、清楚な白の謁見用ドレス。羽飾りとヴェールで華やかな髪は、真っ白なドレスと反対に黒く、全体に締まりを与えている。
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ある事情で施されることとなった纏足は、不自由さというよりもかわいらしさが前面に出ている。頭から足元までリボンが散りばめられているが、姿勢正しくしっかりと座っている様子に領主の威厳を感じる。
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4人の監督生(プリーフェクト)。略してP4! クリケット大会前夜祭の服装は、各寮それぞれのカラーが出ていて見応え抜群。灯で隠れている部分も、ぜひ本編でじっくり見てほしい……!
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これぞ正統派アイドル!! トキメキしかない! グループのモチーフである星がそれぞれ別のアレンジで4人の衣装に組み込まれており、それを探すのも楽しい……!
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“ワルイ”感じがたまらない。性格の全く異なる5人が、こんなにもまとまりのあるグループになるなんて……衣装の力はすごい。
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同じ中華服でも、セバスチャンのシックでスタンダードなものから、メイリンの艶やかで大胆なものまで……キャラクターごとに印象が異なる衣装があるのは中華四千年の歴史がなせるワザ!?
©Yana Toboso/SQUARE ENIX
写真:アフロ