2018年4月にアニメ第三期が放送開始する『信長の忍び』。『信長の忍び』はコメディとシリアスが同居し、4コマでありながら重厚なストーリーが進行するかつて無い大河コメディ漫画である。この魅力作の秘密に迫る!
『信長の忍び』は何故おもしろい?皆がハマるポイントと、ところ狭し躍動する魅力的なキャラクターを紹介する!
4コマ漫画でわかる日本の戦国時代
コメディとシリアスが共存
悩み、成長するキャラクター
人物ひとりひとりがもつ物語
千鳥
本作の主人公。伊賀出身の忍び。幼い頃におぼれている所を信長に助けられる。信長の「乱世を終わらせる」という夢に惹かれ、成長の後信長に仕えることに。作中でも屈指の腕前だが、水が苦手。
助蔵
千鳥の幼馴染の忍び。千鳥に恋心を抱くも全く相手にされていない。腕前は千鳥に遠く及ばないが、影が薄いのを利用した奇襲攻撃や爆薬を使った攻撃が得意。
織田信長
織田家の当主。長く続く乱世を終わらせるために天下統一を成し遂げようとする。決断力があり、論理的な考え方をするので人に冷徹な印象を与えることも。甘いものに目がなく日本全国の甘いものを制覇する「天下糖一」という裏目標もある。
木下秀吉
信長のパシリ。人使いの上手さは信長も認めるほどで、信長の無茶振りに応えてゆくうちに、やがて立派な家老兼パシリへと出世していく。猿によく似ている。斬られても鉄砲で撃たれても矢が刺さっても死なないのが特技。
明智光秀
斎藤道三、朝倉義景に仕えた後に織田信長の家臣になる。才気のある貴重なツッコミ役だが、空気はあまり読めない。裏切りばかりの松永久秀を嫌っているのは、なんのフラグなのか…。
今川義元
日本一の兵力を持ち、最も天下に近い男だったが、桶狭間の戦いで信長に敗れる。できの悪い息子・今川氏真が心配の種。
朝倉義景
朝倉家当主。朝倉領に侵攻をはじめた織田家に対抗するため、浅井家に助けを求める。臆病で優柔不断で気が弱い性格だったが、織田信長との戦いの中で成長していく。
浅井長政
浅井家当主。織田信長の妹・お市と結婚し、茶々、初、江の三姉妹をもうける。趣味は筋トレ。同盟関係にある朝倉家と義兄・織田信長との間で板ばさみになり、苦悩する。
足利義昭
自分大好きでウザい、室町幕府十五代将軍。信長の後押しで将軍職に就いたものの、自分の行動に口を出す信長に徐々に不満を抱く。口癖はのだー。
本願寺顕如
本願寺の宗主。数多くの一向衆を動員し、織田信長の侵攻を防ごうとするが……。ひときわ輝く頭が特徴的だが、毛が生えるとカリスマ性が下がる。妻の如春とは仲良し。
武田信玄
優秀な家臣団を抱える武田家の当主。武田四名臣を始めとする数多くの名臣を抱え、虎視眈々と天下を狙う。温泉好きで"天下湯一"を目指す。
斎藤龍興
斎藤家の当主だったが、酒好き女好きの引きこもりで、次々と家臣から見捨てられ、信長に城から追い出される。その後、血の滲むような訓練の果てに、文も武も美も兼ね備えた真・斎藤龍興へと成長。再び信長の前に立つ。
森可成
【攻めの三左】の異名を持つ織田家家臣。十文字槍の名手で、若い頃から数多くの戦功をあげた。彼の子どもである森長可、森蘭丸も織田家に仕えた。
松永久秀
十三代将軍・足利義輝を殺し、東大寺大仏殿を焼き、織田信長を裏切った天下の反逆人。どこか達観した雰囲気を持つ。よく千鳥の尻をさわろうとする。
望月千代女
武田家に仕える「歩き巫女」と呼ばれる女忍びのひとり。手段を選ばない凄腕の忍びで、あの千鳥を捕らえる。性格は単純。武田信玄の死後、その子勝頼をサポートする。
©重野なおき/白泉社