言わずと知れた超人気シリーズ !!
<書店員コメント>大人気『同級生シリーズ』に登場する佐条利人は、メガネ&黒髪&学生服という最強の組み合わせを体現した至高の存在でもあります。
愛用しているメガネは、メタルのフルリム(=枠でレンズ自体を覆っている壊れにくいデザインの事)で見た目のファッション性よりも、耐久性に特化した長く使えるデザインです。
「メガネの度が合ってなくて黒板の音譜が見えない」
という台詞から、度数が合わないメガネをずっと使い続けており、草壁から貰ったライターや離れている間のために交換したマフラーをとても大切にしている様子から、愛着があるものに対して物持ちが良く、非常に愛情深いことが分かります。
この堅固なメガネのように、草壁としっかりとした固い絆を結び、幸せになる未来しか見えません・・・
眼鏡×眼鏡の最強CP!
<書店員コメント>サラリーマンで離婚直後の篠田は、メガネを外し夜道をふらふらと歩いていたところ、偶然骨董屋の朝倉と出会う。遠視の篠田がわざとメガネを外していたのは、危機回避に集中すれば考え事をしなくて済むというもので…
遠視というのは、遠くも近くもピントが合う反面、眼精疲労を起こしやすいため(特に夜間 ←※程度や年齢によります)これは、かなり自虐的な行為といえるでしょう。
ちなみに篠田のかけているアンダーリムのセルフレームはレンズが割れやすいため遠視のレンズと相性のいいデザインではありません。
…とても慎重で丁寧な扱いが必要です。大切なものを大事にすることが下手、と自らを卑下する篠田ですが、実際は――?
愛情深い朝倉の元で、愛おしくなるくらい不器用な篠田が幸せになる様をじっくりとご覧下さい。
青春の1ページを綴る、恋
<書店員コメント>地味で目立たない水谷と、体育会系の沢木、タイプの異なる二人はただのクラスメート。
人の影が消えた放課後の教室で、沢木は以前から気になる存在だと水谷に告げ、不意打ちに唇を奪う!
唐突なキスに驚き、シンデレラのガラスの靴のごとくメガネを落として立ち去る水谷…そう、物語はメガネにより始まります(ちょっと嘘)
水谷がスペアのメガネを持っていたため、沢木の密かな企みは打ち砕かれるも、徐々に距離を縮め始める二人。
青春まっさかりの彼らは、気持ちを確かめ合うよりもフィジカルな面が先んじていきますが、少しずつ心を通わせて…
高校生にして予備のメガネを所持している事から、用心深く警戒心の強い水谷が、沢木に心を許していく様は、一種の感動すら覚えます
!!
若い二人が恋を通してお互いに成長していく様子がまた…たまりません。
春よ、こい―― 生徒×教師の春待ちラブ
<書店員コメント>季節はずれの雪が降った日、高校生の澄人は偶然に現国の教師・染谷を目撃する。雪にまぎれるように静かに涙を流す姿に心をざわつかせた澄人は、クールにみえたその現国教師に興味を引かれ始める。
厳格な家庭で育ち、辛い過去の恋や普通でないことへの劣等感に苛まれ抜け出せずにいる染谷は、男同士であることに加え、生徒と教師の間柄の澄人の気持ちに応えることはどうしても出来ない…。
控えめで常に少し俯いている染谷のかけているメガネは、大きく黒いセルフレームです。
染谷のイメージと少し異なるメガネ…これは、己の表情を隠すためにわざと選んだものではないでしょうか?
知られたくない性癖や実はとても繊細で傷つきやすい自分を(赤面してしまう癖を)周囲から見えなくするための、いわばシールドのように…
若者らしく素直に気持ちをぶつける澄人が、固い染谷の心のシールドを超え、春を迎えることが出来るのか!?
必見です!
思いを届ける配達ラブコメ!
<書店員コメント>完全インドア派の深谷は、イケメン配達員の二十八(つちや)に憧れを抱く。しかし劣等感が強く、考え過ぎるタイプの深谷は、自分の気持ちでさえも遠慮がち…。
ネトゲ廃人で若干のコミュ障とくれば、なかなかアクションを起こせないかと思いきや、このメガネの深谷くんは二十八を好きになる資格がほしいと、自ら変わる決心をする!
この純粋さ、真っすぐさが非常によく現れているシーンが、近視の度数が強そうな深谷が二十八にメガネを外されて視界がおぼつかない中でキスされる場面!
…度数の強い人間はメガネを人に取られたり、外されたりするのは恐怖でしかありません。(見えないのは本当に怖い
!!)
不安になるはずの状況でも無防備にしている姿に、二十八を相当信頼しているのが分かります…
無意識的に心の底から自分を信じてくれる、そんな姿見せられたら、好きにならざるをえないですよね♥
太陽みたいな包容力のコワモテ広島弁攻に萌♥
<書店員コメント>片方が片方の救いになる、怯えた心を再び陽の光の中に連れ出してくれるような、救済カプっていいですよね…!!! 『とまとまと』はまさにそんな救済系カプの物語です。
東京で男に捨てられ、傷心のまま逃げ出すように田舎に赴任した温厚メガネ教師の真人(まさと・通称まと先生)。
田舎で人生をやり直そうとした矢先、自分を捨てた男に似たトマト農家・土間さんと出会い、はじめはおびえていたまと先生ですが、見た目とは裏腹な土間さんのまっすぐなやさしさに、傷つくことを恐れながらも惹かれてしまうのです……!
ご紹介中のコマでまと先生は久しぶりに傷ついた涙ではなく、癒されて思わず出てきた涙を流してしまうのですが、それを受け止めてくれるのが土間さんなのです…!まと先生を捨てたはずの男の再来や、ノンケであるはずの土間さんへ抱いてしまう思いに対する罪悪感、まと先生の揺れる思いと、土間さんの太陽みたいな包容力に悶えて、二人の結末をぜひ追ってみてください☆
メガネBLについて
メガネへの愛が高じて某眼鏡店で働いた書店員 きくえもん と申します。
そもそもメガネは視力矯正のための医療器具であると同時に、素晴らしい萌え倍増アイテムでもあります!
そう、メガネの“あるなし”で1人のキャラクターを2倍美味しくできる魔法のエッセンスなのです !!
元メガネ屋のプライドにかけて、注目して頂きたいポイントや深読みを交えながら、お勧めのメガネBL作品をご紹介いたします!