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牧秀彦
公儀御用の材木を操り、大火の裏で北叟笑む、真の悪党を暴いて倒す。無実の侍に腹を切らせるな。真の咎人を逃してはならぬ。評定所(最高裁)留役衆は、火盗改、町奉行所を連携し、甘い汁を吸う大物を告発!江戸は年明け早々の大火。三度目の加役を担う火盗改の頭大林親中は単身、木場を探索中、材木問屋信濃屋の手代による無頼らに襲われた。折しも釣り帰りの元評定所留役・結城峰太郎と次男の小次郎が親中に助っ人。同じ頃、公儀の材木横流しの役人が目付筋に捕らえられ、評定所送りに。自らの咎を自訴したのは作事方の軽輩・村木良太。信濃屋の娘を嫁にしていたが……。
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