安彦良和、入魂の歴史巨編!!『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『天の血脈』など数々の名作を世におくり出してきたレジェンドが「最後の長編」と銘打ち挑むのは「ロシア革命と日本」! 大正時代、「シベリア出兵」によりロシアの戦場に立った腕利きの砲兵・乾と、気鋭の新聞記者・巽の物語。ロシア内戦の趨勢は赤軍に傾き、コルチャークのオムスク政府は東方シベリアのイルクーツク移転を余儀なくされた。乾は白軍最強と謳われるカッペリ兵団に属し難関ルートでイルクーツクを目指す。一方巽は通訳として加藤大使に同行。記者魂を発揮し目の前で起こる激動を記録しようとする。長い遍歴の果て、乾と巽の目にロシア革命とシベリア出兵はどう映ったのか。そして彼らの選択は──。安彦良和が渾身で伝える「小さき者達」の物語、完結巻!!