【最新刊】ラハイナまで来た理由

ラハイナまで来た理由

片岡義男

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同シリーズ 全1冊

詳細情報

イージー・チェアから見えた世界 ■ハワイ。作者・片岡義男の祖父が、父が住んだその場所のことを書いた渾身の長編。優れた農業技術者だった祖父。その息子である「僕」の父は、アメリカ軍の軍人だった。そして姉が異母姉であることが姉弟関係に微妙な影を落とす。アメリカと日本のあいだにあるハワイという場所にあった歴史。家族写真。アロハ・シャツ。コナのコーヒー。古いビートル。ヴェトナム戦争。エルヴィス・プレスリー。「僕」は今、父が作った庭を、父がイージー・チェアに座って絶命する瞬間も見ていたであろう庭を、同じ位置から見ている。 【目次】ラハイナまで来た理由 片仮名ではスパム・アンド・エッグス パウ・ハナの美女 雛祭りに泣いた 雨の夜の映画 濡れた新聞とコナ・コーヒー 赤い帽子のバトロメ いつもその窓から見ていた 失われた路面電車 写真に添えたひと言 買って来たピッツアとロウソクの明かり 干潮時水位 カプリース・クラシック・クーペ ふたりで食べた林檎 父親のウクレレ 雨の朝のヒロ・マーチ エルヴィスで四ページ カリフォルニア生まれだ、ソバカスがある ファミリー・フォトグラフズ プールにも台風が来た プレート・ランチという幸福 ファイヴ・オーのなかのハワイ ウルパラクアの赤 まるで落穂拾いのように ホノルルで雑誌を作る そこを滑り下りる遊び 別れの磯千鳥 姉とエルヴィス・プレスリーの会話 【著者】片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/

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ジャンル
文芸
出版社
ボイジャー
提供開始日
2017/8/30

レビュー

レビューコメント(3件)

  • ラハイナまで来た理由
    2011/5/25

    思い出し語りのように、息子の一人称で語られる日系2世の亡き父と3世にあたる姉、弟の人生。
    小説というよりはエッセイのようで、ぽつぽつとばらばらに語られる父のこと、姉のこと、自分自身のこと、ハワイのこと...

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    Posted by ブクログ
  • ラハイナまで来た理由
    2008/2/12

    日本のこと・ハワイのこと・現在のこと・過去のこと・お父さんのこと・おねえさんのこと…小説なのか?ご本人のことを書かれたエッセイなのか?途中でわからなくなってしまった。

    Posted by ブクログ
  • ラハイナまで来た理由
    2015/4/13

    写真家である主人公がハワイのラハイナまで行った理由が語られる短編集。
    残っているスナップ写真とゆかりの品や場所の写真とを組み合わせて、亡くなった日系二世のお父さんについての一冊の作品が出来上がるのだろ...

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    Posted by ブクログ
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