
人の心を見透かしているようでもあり、まったくわかっていないようでもあり……。猫の心を知るには、猫の脳を知るべし!ベストセラー『ざんねんないきもの事典』シリーズ、『わけあって絶滅しました』の監修者としても知られる動物学者の今泉忠明さんが、解剖学、動物行動学の知見を駆使して、猫脳の謎に迫る。かわいいイラストも満載!第1章 猫脳はこうなっている・人と猫の脳はよく似ている!・優れている短期記憶・レム睡眠が多い理由 など第2章 猫の感覚はこうなっている・視覚…なぜ暗闇でもよく見えるのか・聴覚…パラボラアンテナの耳で超音波を感知・触覚…ヒゲ、肉球は驚異のセンサー など第3章 猫脳が示す習性と行動・猫は孤独なハンター・母猫から教わる4つのルール など第4章 猫の「ココロ」 その世界を覗くと…・知能は2歳児より上?・猫にあるのは喜怒「愛」楽・瞬時に入れ替わる4つの気分 など第5章 猫と人はどうしたらうまくやっていけるか・人の言葉はわかっている?・犬のようなしつけができない理由・猫が気まぐれにもワケがある など
「猫の気持ちがわかる」くらいの気持ちで手にしたけれど、哺乳動物学者による、猫の脳に着目した猫本。聞いたことある話もあったけど、それを猫脳の視点から説明。
コロナ疎開でヨメなしで猫の世話をしながら暮らし...
人類を含めた哺乳類の大脳構造から説き起こす猫の行動と心理の謎解き。猫語ナントカなどよくある類書とは大違いな、実証された科学的な見地に基づく冷静な著述の中にも抑えきれない偏愛が溢れる好著