90年代
連載当時、本作のために他誌からりぼんに心移りした読者も多いはず！いま読み返しても、美しく細やかな描写に引き込まれ、恋や友情の物語に心を掴まれ、ちょっとオトナな表現に思わずどきどきしてしまいます。「強気に本気、無敵に素敵、もひとつおまけに元気に勇気‼」のセリフ通り、可愛くて前向きで、さらに強さも兼ね備える主人公・まろんは、ヒロインというよりも、まさに”スーパーヒーロー”。読むたびに元気と勇気をもらえます。
小松奈々と大崎ナナは上京するための新幹線の中で出会い、そのあと偶然再会して成り行きで共に暮らすことになります。ナナが歌うシーンはどれも本当にかっこよくて、ファンになってしまった読者も沢山いたのではないでしょうか。生まれも育ちも異なるふたりの「ナナ」の恋愛と音楽を軸に展開される上京物語は、やがてバンドのメンバーや周囲の人間も巻き込み、運命の糸が複雑に絡まって…思いもよらない方向へ進んでいきます。
巫覡（シャーマン）の闇己と普通の大学生の七地が出会ったのは必然だった－－。実は鍛冶師の子孫の七地が文武両道、眉目秀麗で完璧と思われる闇己の弱さを無自覚に何度も救うシーンは必見です。神話や日本の歴史に興味のある方にもおすすめ！現在メロディにて続編『八雲立つ 灼』連載中なので今がはまり時かも◎
実体化して悪さをしている強い魔力を持つカード『クロウカード』を集めるため、『封印の獣』ケルベロスから封印の『鍵』を受け取りカードキャプターになった小学4年生のさくらは、集めたカードから得た魔法を使いながら残りのカードを探して奔走します。時にドタバタするけど華麗でかっこいいさくらちゃんの活躍シーンはいつ見ても素敵で憧れます…！心強い協力者の親友・知世ちゃんが用意してくれる衣装も最高にカワイイ！
心優しい透と異性にふれられると動物に変身してしまう草摩家のおはなし。透の周りに集まる温かい友達や、透の優しさに少しずつ変化していく草摩家。出てくる言葉も素敵で、ほろっときてしまいます。読み返す度に大切な言葉、自分を支えてくれる言葉が見つかる作品です。
