©はらだ/竹書房
はらだ先生の作品は数あれど、私の中で一番読後に「名作…」と感じたのが『やたもも』でした。全3巻。1巻は一途で人が良くてモモが大好きで性欲もすごい(!)八田ちゃんと、だらしなくて明るくて生活能力0で…どこかほっておけないモモの二人が織りなすラブラブBL…という印象だったのですが、2・3巻はすごかったです。モモの過去が明らかになり、モモの周りの人間関係が徐々に明らかになっていくうちにモモが心の内を八田ちゃんにさらけ出していき…。迫力のある画面からモモの悲しみが痛々しく伝わってきました…誰しも何かに目をつぶって生きている部分があると思うのですが、そういうことに立ち向かっていくモモや八田ちゃんの迎えるクライマックスとは…最後まで必見です!幸せになってくれ!!