<あらすじ>グルメ漫画『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』以前に、著者が描いてきた、幻のギャグ傑作群を一冊に収録した、おおひなたごうワールド全開作品集!!!
<書店員のおすすめコメント>本作はオムニバスです。収録されている作品はどれも甲乙つけがたい面白さなのですが、個人的にいちばん心を動かされたのは『ハマショー!』という作品です。シンガーソングライターの浜田省吾をモチーフにした浜離宮省之助左衛門というキャラの何気ない日々を描いています。各話のタイトルは浜田省吾の歌から引用されており、物語のいたるところに浜田省吾の歌の歌詞が登場します。これはファンにはたまりません。まるで『ミッドナイト・ブルートレイン』の世界観のような、おおひなたごう本人による心温まる作品解説も必見です。
<あらすじ>夜の町に灯る家々の光、そのひとつひとつに、それぞれの人生が、暮らしが、目玉焼きがあることを、きみは知っているか…。“あたりまえ”だと思っていたその食べ方は、“あたりまえ”ではないかも知れない。ギャグ界の暴走天使おおひなたごうが全日本人に問う、衝撃のフード・ソウル・ロマン!
<書店員のおすすめコメント>目玉焼きの黄身の部分をいつどのようにして食べるのか。『目玉焼きの黄身 いつつぶす? 』はタイトルの通りそんな話から始まる食べ方に関するグルメマンガです。とある朝のこと、スーツアクターの主人公・二郎は目玉焼きの食べ方をめぐって恋人のみふゆと揉めてしまいます。二郎は自分が今まで当たり前だと思っていた食べ方についていろいろと考えさせられるのでした。食べ方には家庭環境や経済状況などさまざまな要因が影響を与えているのだなと思いました。マナーに反していなければ自分がおいしいと思える食べ方でいいですよね。
<あらすじ>「TVBros.」誌で超人気を博した連載の単行本、ついに電子化! おおひなたごうの名をこの世界に知らしめた傑作ギャグの数々が復活! 吉田栄作の重大告白や、巨匠水島●司氏の似顔絵も掲載! 表紙のイラストは大日向幸子氏(著者のお母様)。おおひなたギャグワールドはここからはじまった! ※本商品は過去に配信した分冊本全巻を収録した合本形式での配信となります。
<書店員のおすすめコメント>10代後半から20代前半にかけてTV Bros.を欠かさず買っていました。当時は隔週誌で価格は200円前後でした。TV Bros.という雑誌はテレビ番組情報誌でありながら連載コラムがとても充実しているのが特徴で、爆笑問題や電気グルーヴ、浅草キッド、PUFFYなどそうそうたる顔ぶれの中におおひなたごうの本作『俺に血まなこ』もありました。悪意のない落書きを眺めているような気分でいつも楽しみに読んでいたのを覚えています。TV Bros.は2018年から月刊誌になり少し分厚くなりましたね。こうやって時代は変わっていくんですね。
<あらすじ>出た!おおひなたごうのスーパーバラエティ作品集!表題作+ショートギャグにコラムも満載・ネタ満載のてんこ盛り豪華エクストラ仕様!まとめて読んだら面白い! あの手この手で、当分退屈させません!!アビルかっこいい。こんなふうに生きたい(ぽろっとでた本心)。ごうの漫画みていて、わたしももっと修行しよう…と思いました。――二ノ宮知子<おおひなたごうの旧友&「のだめカンタービレ」作者>
<書店員のおすすめコメント>『特殊能力アビル』もTV Bros.で連載されていた作品です。テレビ欄の直前のページが指定席でした。毎回およそ数十秒で読み終わってしまうので雑誌を買っていた当時は幾分物足りなさを感じていましたが、単行本でたっぷり読むとそれはそれで違和感を覚えてしまいます。何事も八分目くらいがちょうどいいということを今になって学んだ気がしています。本作には『特殊能力アビル』のほかに、こちらもTV Bros.で連載されていた『ギターは苺でいっぱい』が収録されています。個人的にはこちらの方が好きでした。
<あらすじ>1巻のラティーノは……ショッピングに行って、風邪をひいて病院に行って、野球をして、刑事になって、スカートをはいて、サンタのお手伝いをして、音楽フェスをプロモートして、シッポの万能性を見せつけて、ウインタースポーツをして、ロン毛にして、くのいちになって、高梨くんに初恋をして、メカラティーノに邪魔されて、サッカーをして、宇宙に行って、ベビーシッターになりました。
<書店員のおすすめコメント>本作『ラティーノ』はティラノサウルスの女の子・ラティーノが人間社会のいろいろなところで活躍するという話です。基本的に一話完結なのでどこから読んでも大丈夫です。ラティーノは作中、「ら」という言葉しか話しません。それ以外にラティーノの声を聞くことはできませんが、周囲とは問題なくコミュニケーションをとっているようです。大きな体、長い尻尾、短い手。そしてなぜかストッキングをはいている足。女の子とはいえ恐竜の話だとわかってはいるのですが、読み進めていくとだんだんラティーノが可愛らしく見えてきます。
<あらすじ>週刊少年チャンピオン、TVBros.の連載など、多岐に渡る創作活動で人気の作家・おおひなたごうの、コミックビーム初連載作、遂に電子書籍化!10分1000円カットをしたり、ワープで遊んだり、配達先の星で駐禁取られたり、ブログつけたり、本来の仕事である宅配稼業もそこそこなマグロ便の面々。銀河を翔ける彼らが壮大な宇宙を舞台に繰り広げる無責任宅配ギャグドラマ、開幕!連載時に大反響を呼んだ「チクワの回」など11話+αを収録し、宇宙感溢れるキラキラ仕様でお届けします!※作品の表現や演出を考慮して、電子版は一部のページを改変しております。※
<書店員のおすすめコメント>本作は月刊コミックビームで2005年から2008年にかけて連載されました。地球人が宇宙へと繰り出し、ほかの惑星の生命と共生するようになった未来の話しです。惑星間で荷物を届ける宅配業者のマグロ便で働くロムとミーザに新人のキューチャク、そして宇宙の騎士・ジザイのオビ左衛門とパツキンの5人が本業もそこそこに繰り広げるドタバタコメディです。おおひなたごう作品に共通する脈絡のなさは本作においても全開。ストーリーの連続性をそこまで気にする必要がないのである意味で安心感があります。とは言え読む人を選ぶかもしれませんが。