<あらすじ>「出会い」が紡ぐ―― 愛とか、恋とか。素敵な出会いを探すサラリーマン、妻に出て行かれた中間管理職、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL、100円で歌のフレーズを提供する男…… 人生は楽しいことばかりじゃないけれど、道路工事の現場で、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けないけど、愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。それは、ごく普通の人たちが巻き起こす“小さな奇跡の物語”――
<書店員のおすすめコメント>伊坂幸太郎の小説をコミカライズした本作は、出会いを求めるサラリーマン、電話の声しか知らない相手に恋する美容師、妻と子どもに出て行かれた中間管理職などなど…さまざまな人たちの視点で描かれる短編集のようになっているのですが、すべての短編の登場人物たちがどこかでつながっている仕掛けになっています。その構成は『潔く柔く』を彷彿とさせますが、幾重に張られた伏線を回収していく伊坂幸太郎らしさもしっかりあるんです。逆に言えば、伊坂幸太郎の小説が原作なのに、たしかに「いくえみ綾作品」になっている。それくらい、原作と漫画がバチッとはまっています。
劇的なことが起こるわけではないけれど、誰の人生にもドラマがあって、小さな奇跡が起こっている。あの日の出会いは、あの時の出来事には、きっと意味があるんだと、自分の人生にも光を灯してくれるような作品です。
2019年9月には実写映画化もされる本作。こちらの漫画でも映画の中でも描かれていたのですが、筆者自身が一番胸が熱くなったエピソードは、日本で初めてヘビー級の世界チャンピオンになったボクサーが、耳の不自由な男の子と出会うのですが…、おっと、これ以上はぜひ読んでお楽しみいただきたいです。
<あらすじ>由麻は通学電車で痴漢に悩まされている。同級生のスワは由麻を守るため一緒に通学し、2人は付き合い始めることに。だが、由麻は毎朝同じ電車に乗る生物教師の梶間が妙に気にかかり…。
<書店員のおすすめコメント>本作は一見単なるオムニバス作品のようにも見えるのですが、様々な人物の物語が展開していく中で、関係ないように見えていた人たちがいろんなところで繋がって、最終的にある2人の男女を中心とした物語に集約されていきます。この作品を読むと「人の人生は、まわりにいる多くの人の人生が絡まり合ってできているのだな」と気づかされるんです。私の人生も誰かの人生を構成する一つになっているのかもしれないと思うと、日々を大切に生きたくなります。そして人生が続いていく人もいれば、途中で終わってしまう人もいて…。『潔く柔く』は、大切な人を失った過去を持つ“残された側”である男女が、その過去を背負い、向き合い克服し、恋をして、生きていく姿を描いた物語です。
個人的にはクールな梶間くんの物語が好きです。あなたの一番共感できる物語が、きっとあるはず。
<あらすじ>友達とどこか違うと感じている岬。クラスで浮いている楡。中3の2人は席替えがきっかけで、急速に仲良くなっていく。春、同じ高校に進学した岬と楡は、フラットハウスに一緒に住むことに。そんな2人の前に、楡の幼なじみ・日帆が現れて…。3人の関係が動き始める!!
<書店員のおすすめコメント>互いに本当の友達がいなかった岬(みさき)と楡(にれ)は、中学3年で隣の席になったことをきっかけに仲良くなり、同じ高校に進学。入学祝に楡が父親から買ってもらったフラットハウスで一緒に住み始める。高校で楡は同じ幼稚園だった日帆(かずほ)とも再会し、3人は友情を深めていくのですが…。
岬にとっても日帆にとっても楡は特別な男の子で、互いに譲れない存在。岬と日帆は友達としての絆を深めるたびにギクシャクしてしまい、いつしか友情がいびつな形になっていきます。大好きだけどその分憎い――。岬の本心とは? 楡のとった選択は? 日帆の想いは? 恋と友情の間で不安定に揺れ動く三角関係に、岬と楡の中学の同級生・飯島やその兄も加わってさらに複雑化する人間模様から最後まで目が離せません。
岬も日帆も、まるでおまじないを唱えるように「楡、楡、楡。」と名前を呼んでいるのが印象的でした。いくえみ綾先生の描かれる男の子=「いくえみ男子」はどれも魅力的なのですが、楡もまたどこか惹かれる雰囲気を持った男の子でしたね。
<あらすじ>東京の学校でハブられ3人目の継父とはうまくいかず、札幌の実父のもとへ引っ越した糸真。そこで出会ったのは、和央と弦。2人に近づくとハブられるらしいけど、恋に落ちてしまったら仕方ありませんね。
<書店員のおすすめコメント>友達からハブにされたことで逃げるように父のいる北海道の高校に転校してきた糸真(しま)。その学校には、和央と弦という魅力的な男の子がいるけれど彼らと仲良くなるとハブられると言われていて…!?
和央にはずっと想い続けている人がいるし、弦は友達の晴歌の好きな人…。あれ? もしかして自分の居場所ない? という状況になってしまう糸真なのですが、次第に自分の本心と向き合っていきます。それが誰かを傷つけてしまうことだとしても、いいんです。だって自分の人生の主役は自分なのだから!
友情、恋、家族。いろんなことに悩み、それでもぶつかっていく女の子を描く青春マンガです。
<あらすじ>「私はいつかきっと罰があたる」いくえみ綾が描く、底無しW不倫 占い師は、中学生の美都(みつ)にこう言った。「二番目に好きな人と結婚するのがいい」医療事務として働く美都は、飲み会の帰り道に想って想って想い続けた初恋の人・有島(ありしま)に再会、男女の仲に。しかし彼は既婚者で、美都にもすでに優しい夫がいて───。美都と夫、有島と妻。四者四様の視線と思惑が交錯する、出口なしのマリッジライフ、待望の第1巻。
<書店員のおすすめコメント>2017年にドラマ化もされ話題になった本作は、互いに夫と妻がいる元同級生の男女が、偶然の再会をきっかけにW不倫をしてしまう衝撃作。
キャラクターたちの行動にいろいろ思うところがある人もいるかもしれませんが、2組の夫婦のそれぞれの“愛し方”というのが異なっているのが面白いなと思うんです。4人とも違う形で自分の夫や妻を愛していて、その愛し方によって考えや起こす行動がまったく違う。それゆえにそれぞれの夫婦の結末も違います。そして不倫ものにありがちな誰かが激情して暴れるというようなこともなく、ただ淡々と話が進んでいくんです。それが逆にドラマチックで、次は何が起こるのかとゾクゾクしました。
「そもそも不倫をテーマにしたかったわけではなくて “こういう状況で動く人たち”を描いてみたかっただけ」。最後のあとがきでいくえみ綾先生はこう書かれています。ただの不倫ものとしてではなく、そこに生きる人たちの行動の意味について考えながら読んでみるのも良いかもしれません。
<あらすじ>24歳、無職、ヒモ。十川善十は、ほぼ同棲状態だった彼女にフラれるも、その失意のなか訪れたバーで奇蹟の出会いを果たし…。最強にふがいない男子と、タイプも異なる女子たちとの恋愛劇(…が上手くいくように、善十よ頑張れ)。大人のドキドキ、そして切なさも保証します!!
<書店員のおすすめコメント>2019年現在も連載中の本作は、優柔不断・臆病・寝坊魔・(被害)妄想癖・無職……控えめに言ってダメンズであるいくえみ男子・善十が数奇な運命で歴史あるバーのマスターの亡霊(!?)に頼まれて後継ぎになってしまい、一人前に成長していく物語…?かと思いきや、フラれたばかりの元カノが普通に来店してきたり内装の花屋さんに恋しちゃって色々あったり、お客さんや同業者とも勿論ドタバタしたり。そんな中に「人はなんでバーに来るのか」みたいな問の答えが見つかりそうな気がする、暖かくもチクリと胸を刺す物語です。
「日常のつらいこととかつまらないアレやコレやをここに置いてもらって…あとは自由になって楽しんで頂きたい」とは、作中で酔客に問われた善十の口から出まかせですが、“置いていかれたアレやコレや”に振り回されがちな毎日の中で答えは見つかるのか。のんびり暖かく見守りたい作品です。
<あらすじ>寿退職の当日に婚約破棄され、フラフラと立ち寄ったCDショップで聞いた『G線上のアリア』。あの曲を、弾いてみたい。無職になって通い始めた月曜7時、大人のバイオリン教室。優雅な御趣味と思いのほか、人間関係もバイオリンも一筋縄ではいかなくて!?初心者3名+講師、とりどりの人間模様、華やかに開幕!
<書店員のおすすめコメント>大人になると、職場や普段の行動範囲以外で新しい人間関係を作ることがけっこう難しくなるんですよね。新しい出会いのためにはもっと世界を広げる必要があります。本作に登場するのは、バイオリン教室で出会った性別も年齢も職業も違う3人。バイオリンを始めた理由は三者三様ですが、この3人が打ち解けていくことでいろんな出来事が起こって、絆を深めていく様子を見て純粋に「良いなぁ」と思うんです。そこにたとえ恋愛の要素がなくても、そんな関係ってなかなかできるものではないので、うらやましく思います。(もちろん恋愛の要素も絡んでくるんですが!)
<あらすじ>14歳の鈴木れもんは、ある日「安達家」に引き取られる。「安達家」とは、父親の本妻・胡桃と異母姉妹の林檎、杏が暮らす家。実は、れもんは父親の浮気で出来た子なのだ。新しい「家族」の中で、れもんの暮らしは始まる。そんな中、庭の剪定にやってきた植木職人・イズミ。女4人暮らしの「安達家」に何かと関わってくるこの男だが…。いくえみ綾があたたかく照らし出す、ドラマティック・ストーリー!!
<書店員のおすすめコメント>主人公のれもんは、空気が読めて周りによく気を遣える「良い子」なんですが、家族に心配をかけたり自分の要望を押し通そうとしているところがまだまだ子供だな~という印象です。れもんの養母となった胡桃さんは、優しくて美しいけれどしたたかな面もある大人の女性。れもんと胡桃さんの対比がうまく表れているなと思います。その2人が植木屋のイズミという一人の男性を好きになる展開…! さすがいくえみ綾先生、ぞわぞわさせてくれます。
植木屋として安達家と関わるようになったイズミという男は、最初は何を考えているのかよくわからなくて私自身苦手だったのですが、彼にはある秘密があって、それを知ってからはとても愛しくなってしまいました。(どんな秘密かは読んでのお楽しみということで。)彼が安達家に関わることでどう物語が展開していくのか、最後の最後まで何が起こるか分からないドラマティック・ストーリーです!
<あらすじ>完全収録、完全完結!カバーイラスト描きおろし!全巻に作者の描きおろし解説ページ掲載!1巻は第1話「狸ばやしがきこえる」をはじめとする第4話までを収録。第45回小学館漫画賞受賞作品
<書店員のおすすめコメント>20世紀の終わり、誰もが「明日」に漠然とした不安を抱えていた時代。そんな折に別冊マーガレット誌上に現れ、大きな反響を呼んで第45回小学館漫画賞受賞の運びとなった作品です。
内容としては短編オムニバス形式で、思春期や青春時代にありがちなちょっと背伸びな体験や“不思議”な出会い、恋や家族や友情に関するアレコレやすったもんだなどが描かれるのですが、どのエピソードもことごとくほんのりビターで味わい深い!
決して万事うまく行く話ではなく、やりきれないモヤモヤが残されているからこそ、それぞれのお話に無限の可能性をもつ「明日」を感じる。もしかしたら、自分の人生にも当てはまるところがあるかもしれない。そんな珠玉の“あの日あの時”12選です。
<あらすじ>売れない役者・清武迪(きよたけすすむ)のアパートの隣の部屋に引っ越してきた、元同級生の日下苑(くさかその)。そして迪だけに見える謎の少女。彼女たちの歌が、迪の日常を揺り動かしていく……。この世の片隅で紡ぐハーフビター・ラブソング。
<書店員のおすすめコメント>死んでしまった人の声を聞くことはできません。でも、もしできたとしたら…? 届かなかった想いや、伝えられなかった言葉を知ることができたとしたら――。
売れない俳優・清武迪は隣に越してきた元同級生の日下苑のそばに少女の幽霊がいることに驚きますが、それだけではなく、その少女は19歳で死んでしまった親友・峻(しゅん)の姿になって昔のように話しかけてきます。そこから迪の生活は徐々に変化していき…というあらすじです。峻のある秘密がとても切なくて胸が締め付けらるんですが、どんな秘密かは実際に読んでお確かめください…。
なんのために少女は、そして峻は迪の前に姿を現したのか? 考え方は人それぞれですし正解は分かりませんが、「生きている人間がするべきなのは、次へと命を繋いでいくことだ」というのが私の中で出た答えです。ぜひ読んで、自分なりの答えを見つけていただけたらと思います。
<あらすじ>外山厚志の幼なじみ・マサが、アブない男・牛島に命令されて起こした「拉致事件」。その拉致の被害者は憧れの美少女・青田新名だった…!事件に巻き込まれ、なりゆきから新名のボディーガードをすることになった厚志の奮闘の日々が始まる!
<書店員のおすすめコメント>親友が起こした拉致事件をきっかけに憧れだった青田新名(ニーナ)のボディーガードをすることになった厚志。彼女のためなら怖い存在の牛島にも食って掛かるし、電話一本で飛んでいってしまいます。そんな、真っ直ぐで青臭い男子高校生が今なら何でもできるというほどの気持ちになって、全力で大好きな女の子のために奮闘する姿に、厚志の母のように「青春ていいわねぇ…」と思ってしまいます。がんばれ厚志。
ニーナにとって加害者である牛島がしたことは、決して許されることではないですが、彼の事情を知ると本当に悪い存在にも思えないんですよね…。うーん難しい。彼も不器用な男だったのでしょう。
この作品は、「拉致」や「婦女暴行」という題材が出てくるのにもかかわらず、暗い雰囲気にはなっていません。いくえみ綾先生の手にかかれば、どんな物語もナチュラルに進んでいくんです。
<あらすじ>18才、フリーター、彼氏ナシ。このままじゃヤバイかも!?「自分のこと、好きですか?」変わりたい乙女たちへのメッセージに共感度100%!どこにでもいる女の子のストーリー。
<書店員のおすすめコメント>ファッション誌での連載だったこともあり、それまで外見に無頓着だったヒロインが初めてダイエットやメイクを始めるなど、「かわいくなりたい!」「変わりたい!」という女の子の気持ちがたくさん詰まっています!
オシャレに興味もなくて、高校卒業後はフリーターになったつぼみ(ぼんちゃん)。男の子とまともにしゃべったことがないぼんちゃんは自分の状況を「なんかやばい?」と感じ、変わりたいと思い始めます。そんな矢先、年上の茄子川さんに恋をしたことでダイエットを開始! 恋の力でみるみるきれいになるぼんちゃんは純粋にすごいなと思いますし、応援したくなります。バイト仲間のシロや元同級生の金井さんなど周りの人と関わりながら、ささいなことで喜んだり落ち込んだりしている姿は女性なら誰しも共感できるはず。
ちなみにタイトルのカズン(いとこ)はぼんちゃんのいとこで芸能界デビューしたノニちゃんのこと。彼女がどんなふうにストーリーに関わってくるのかは、読んでのお楽しみ。
<あらすじ>騒々しい日常を送る7人の大家族・羽上家。ある日、長男・顕が部屋に幽霊が出ると家に戻って来たことで、長女・ひろのの友人・深町が心霊ツアーを企画した!?マイ・フェイバリット・ファミリー。
<書店員のおすすめコメント>7人+犬猫の大家族・羽上家の3兄妹(長男・顕、長女・ひろの、次女・ほのか)を中心に繰り広げられる、それぞれの恋模様。恋愛って、家の外にいる相手とだけで成立してるわけではないんですよね! 家族との関係や家での生活で作られた自分の“基盤”があって、相手と向き合っているんです。羽上家とは異なる家族の形である人も、今は実家暮らしではない人も、それまで過ごしてきた家があるはず。これは、どこにでもありそうな家族とその周りの人間関係をちょっとだけドラマチックに描いた物語、と言えるのかもしれませんね。
また、いくえみ綾先生の描かれるご老人は何とも味があって素敵なので、羽上家のじいちゃんばあちゃんにもぜひ注目していただきたいです。甘いものやジャンクな食べ物も好きで、夜中のピザだって食べちゃう愛すべきキャラクター。2人が登場するたびにほっこりしてしまいます。(宝くじのエピソードは必見です!)
<あらすじ>晶子は18歳のフリーター。恋人、友達、仕事というそれなりの日常の中、心は何故か満たされない。そんなある日、偶然、漫画家の友人からバイトを頼まれて…。明日へ繋がる不確かな今日。
<書店員のおすすめコメント>フリーターでやりたいことや才能もなく、恋人には浮気グセがあり、母は昔から兄のことばかりかわいがる。そんな晶子は中学の同級生・真希と偶然再会し、漫画家になっていた真希の仕事を手伝うことになるのですが…。
人には何か一つ、自分にとって確かなものが必要だと思うんです。それは仕事でも夢でも、恋人でも家族でもいい。明日を生きるために支えになるものが、誰だってほしい。晶子が悩み苦しみもがいている姿は、今を生きる私たち全員に重なるのではないでしょうか。
<あらすじ>高2の宮本は、コンビニでバイト中、突然女性客に「彼女いますか」と聞かれ、「いる」と告げたその直後、店を飛び出した彼女が事故に!?衝撃的な出会いに動揺を隠せない宮本だけど…!?
<書店員のおすすめコメント>思えば私にとって「いくえみ男子」の初恋はこの『あっさりショコラ(仮)』の宮本くんだったような気がします。ぼさっと長い黒髪、細長い手足、普段は怖そうだけど笑うと優しくなる目元…本屋で表紙に惹かれて読んだ記憶があります。
女はめんどくさいと合コンも断る宮本くん。アルバイト先のコンビニで告白(?)を断ったら相手の女性が事故に遭ってしまって…!? 表題作ほか、様々な男女の出会いや別れを描いた短編集です。
余談ではありますが、実は『私がいてもいなくても』に登場する漫画家・日山一(ひーさん)が連載していた作品タイトルも「あっさりショコラ」でした。ひーさんが描いていた物語とは違うものだと思いますが、そんな小さな遊びに気づくのも面白いです。
<あらすじ>はじめまして。ぼく、ブンたん。いくえみ綾 萌え死に寸前!!? 初の4コマ猫マンガついに登場♪ ブンたんたちのラブリーPhoto満載♪ 描きおろし おまけマンガも♪♪
<書店員のおすすめコメント>いくえみ綾先生は、単行本のあとがきなどで飼い猫や飼い犬のことをよく描かれていて、それも読んでて楽しいものばかりなのですが、なんとそのエッセイがまるまる一冊楽しめるのがこちら! 四コマ漫画形式で愛猫のブン(♂)との出会いから始まる、ペットたちのゆかいな日常を綴ってます♪