
神戸に住むかりんはお菓子作りが得意な高校生。祖母の遺品の中にあったドイツ語の本を従兄の慧に訳してもらい、一緒に読んでいくことにする。そこに書かれていたのは、19世紀末の寄宿学校を舞台にした少女たちの物語だった。赤ずきん伝説の残るドレスデン郊外の森、学校で囁かれる幽霊狼の噂。校内に隠された予言の書と宝物の言い伝え。読み進むうちに、二人は物語と現実を結ぶ奇妙な糸に気づく。そして浮かんできたひそかな悪意……。『ぬばたまおろち、しらたまおろち』の著者がグリム童話をもとに描いた神戸とドイツの不思議な絆の物語。
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2025/3/31 23:59 まで有効
歴史ファンタジーにしてタイムファンタジーの傑作。ロッテの語るところ、本当にドイツ人が書いたと言われても信じちゃいそう。まさかまさかの展開と清々しいラスト。こういう一冊に出会えるからファンタジー読むのや...
楽しかった。
面白かった。
でもそれだけじゃない。最後の章を読むときは、涙腺ゆるみっぱなしでした。
何度も読み返して、一生付き合う本になりそうです。
プロローグ 三月
丘の上の女学校/お昼寝熊さんとひらひら狼
間奏 一 五月
ドッペル……?/消えた肖像画/階段の罠
間奏 二 六月
木苺の契約/月光文書とマイセンと
間奏 三...