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イコ トラベリング 1948‐

イコ トラベリング 1948‐

1948年、終戦後の日本。中学2年になったイコの周囲には、やけどを負った同級生や傷痍軍人の物乞いなど、今だ戦争の傷跡が多く残されていた。母を早くに亡くしいつも心のどこかに不安を抱えるイコだったが、英語の授業で習った【~ing=現在進行形】にがぜん夢中になる。「現在進行形、今を進むという事!」急展開で変わっていく価値観に戸惑いながら、イコは必死に時代をつかもうとする。そして「いつかどこかへ行きたい。私ひとりで」そう強く願うようになる。でもまだ、日本からの海外渡航が許されない時代。手段も理由も見つからないまま大学を卒業したイコに、ある日大きなチャンスが巡ってくる……。「魔女の宅急便」の著者・世界的児童文学作家、角野栄子の『トンネルの森 1945』に続く自伝的物語。戦後の日本を舞台に、懸命に自分の路を探す少女の成長をエスプリとユーモア溢れるタッチで描く著者の原点ともいうべき作品。87歳、角野栄子は今も現在進行形だ!

ジャンル
文芸
出版社
KADOKAWA
掲載誌/レーベル
角川書店単行本
提供開始日
2022/9/28

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レビュー

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レビューコメント(23件)

  • 2022/10/31
    ネタバレのレビューを読む
    Posted by ブクログ
  • 2024/1/26

    本書より引用

    「行ってしまいましたねえ、嬉しいことなのに、やっぱりさびしいわ……。さびしいけど……行くって事は、帰ってくるってことよね」

    (歩くのよ。進むのよ。出会うのよ。見るのよ。わくわくするの...

    続きを読む
    Posted by ブクログ
  • 2022/10/15

    1週間前に お話を聞いたばかりだったので、現実と物語が 行き来しているような感覚だった。

    戦争が終わって、どんな風に大人になっていったのか どんなことを考え 感じていたのか。

    だから、あの年代の方...

    続きを読む
    Posted by ブクログ
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