新版 落語手帖

新版 落語手帖

矢野誠一

1,265円(税込)
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落語事典の決定版! 全274席、口演頻度の高い噺をほぼ網羅。すべてに梗概・成立・鑑賞・藝談・能書を解説した落語ファン必読の一冊。新たな書き下ろしも加えて、名著を完全復刻! ●芝浜 【鑑賞】客席の、さわやかな熱気のようなものが、たったひとりでいる3桂三木助の所にまで伝わってきて、このあと『芝浜』をやるのだということに、なんともいえないすがすがしい緊張と、これから藝をやるのだという喜びが、三木助の身内に、ゆるく、しずかに昂まっていくのが感じられた。(略)――安藤鶴夫 ●だくだく 【藝談】はなし終えて楽屋に戻ろうとしたら「面白かったつもり」と客にいわれました。すぐに、「いやな客のつもり、横っつらを張り倒したつもり」とやったらうけました。――4柳亭痴樂 ●大仏餅 【鑑賞】(略)その日、8桂文樂が出て、『大仏餅』を演った。話が1ヵ所をぐるぐる廻りだしたとき、もう私は自分も胸がつぶれる思いで高座を見守った。(略)「――また勉強して、出直してまいります」文樂が静かに引込んだあと、私はしばらく声が出なかった。(略)――色川武大 ……ほか、全274席(藝名の上に表記した洋数字は代数をしめす) (1ページ1演目でひける、梗概・成立・鑑賞・藝談・能書事典) 【演目】はいちばん馴染みの深い通称を首題に、別題もすべて提出。演者の語り口を彷彿とさせる筋とオチの【梗概】、初演時の時代背景がわかる【成立】、多彩な見巧者による、個性溢れる【鑑賞】、三遊亭圓朝はじめ、名人ならではの【藝談】、蘊蓄たっぷりの【能書】まで、詳細に解説。

ジャンル
文芸
出版社
講談社/文芸
提供開始日
2022/8/5
ページ数
308ページ

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レビュー

レビューコメント(3件)

  • 2025/1/11

    全274席載っている落語事典。有名な演目は、ほぼ網羅されている。

    あらすじとサゲをはじめとし、鑑賞の手引きとなるように【梗概・成立・鑑賞・藝談・能書】の5項目がすべての演目について書かれている。

    ...

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    Posted by ブクログ
  • 2013/5/30

    巻末の掲載・不掲載ともに並べた演目索引を読むと「口演頻度が高い噺をほぼ網羅って謳ってるけど、この演目が載ってて、これは載ってないの?」と首を傾げたくなるセレクトもあるけど、それ以外はまあまあ満足。
    ...

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    Posted by ブクログ
  • 2013/6/12

    中学から大学まで一緒だった友人6人と毎月、名作落語を聴く会をやっている。その中の先生格のN氏からいつも事前、及び直前の勉強会(=呑み会)で非常に分かり易い、ためになる解説を聞かせて貰うのであるが、より...

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    Posted by ブクログ
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