
新宿の駅ビルに入っているイタリアン・マルコ新宿店で、店長の皆見から通達があった。「明日から店は休業です。しばらくの間、自宅で待機していてください」。コロナ禍による第一回目の緊急事態宣言。パートで働く鈴木六花は独り暮らしの中、孤独を深めていく。そして、休業が明けても客足は戻らず、課題は山積みだった。それでも六花は店の立て直しに奮闘する。「世の中が変わっても、失くしてはいけないものがある。それは、人と人との交流である。」――2020年からコロナ禍で分断された社会の中、もがきながらも光を探す希望の物語。30代でシングル、パートの女性が奮闘する新・お仕事小説。
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2025/3/31 23:59 まで有効
『「今日、東京の感染者が四千人を超えましたって。どうなっちゃうんでしょう」「四千人?」思わず訊き返してしまう。これでは、どこにウイルスがあってもおかしくないのではないか』。
2020年に突如世界を襲...
現在進行形の出来事なのに、本当にもう第一波当時のことが曖昧になっている。
追い込まれた時に、希望をどうやって持っていくのか。もがき続ける答えの無さに、どれくらい耐えられるのか。
2019年コロナが流行して、世界が変わった。その中でイタリアンピザマルコは店長の皆見や六花を筆頭に奮闘していたが、国の政策などによってお客様が来なくて売上も激減していた。どうにもならなくなってきた時に...