
「磊一よ、私からの持て成しと、同じバケモノ同士への親愛の証じゃ。食え」 そう言って彼女が突き出したそれは、人間の“はらわた”だった――。昭和25年晩夏。名家の令嬢の家庭教師として、村を訪れた青年・塩沢磊一。そこで彼が目にしたものは、死体のはらわたを貪る美しき“バケモノ”、御首茉莉花の姿であった。淑やかな令嬢の変貌は病か、それとも祟りによるものか……? 時を同じくして起こる少女の連続失踪事件。失踪者の特徴は、茉莉花の部屋で見た“それ”と一致していて……。バケモノ姫の家庭教師・塩沢磊一がすべての謎を解き明かす――!!
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2025/3/31 23:59 まで有効
一度最後まで読むともう一度初めから読み直したくなる内容だと聞いていたので本格的な叙述トリックだと思って(勝手にそう思ってしまった私も悪いのですが^ ^;)用心深く読んだところ肩透かしを食らってしまいま...
作者のあとがきまで読んだら、作中の「バケモノ」に込められた意味やメッセージがより身近に感じられた。
心の中のバケモノをカミングアウトするかどうか、自分も結構悩んだことがあるので身に染みた。
だいたい作中で描かれたジェンダーの話とあとがきで語られてる内容がこの物語の肝だなと思ったのでツイッター上で言うところのオタク界隈(とても大きな主語)に疲れている様な人には多分そういう…そういう刺さり方...