
時は鎌倉時代末期。幕府より後醍醐帝追討の命を受け上洛の途に就いた高師直(こうのもろなお)は、思う。「これは主人である尊氏に天下を取らせる好機だ」。帝方に寝返った足利軍の活躍により、鎌倉幕府は崩壊。建武の新政を開始した後醍醐帝だったが、次第に尊氏の存在に危機感を覚え、追討の命を下す。そのとき師直は……。野望の炎を燃やす婆娑羅者(ばさらもの)・高師直の苛烈な一生を描いた南北朝ピカレスク、開演。
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2025/3/31 23:59 まで有効
まず表紙とタイトルで惹き付けられた作品。
南北朝時代、足利尊氏、高師直、新田義貞、佐々木道誉あたりの名前は聞いた事はあり楠木正成の事だけはそこそこ知っていた程度から読み始めるがなかなかすぐに読み進める...
「野望に取りつかれた者は、いつか野望に滅ぼされる」高師直
巻末の縄田一男との対談も面白い。司馬遼太郎や吉村英治や童門冬二など、様々な歴史小説家もいるが、時代が違えば求められるもの作家が伝えたいことも...