上意返し

上意返し

氷月葵

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家康公百五十回忌社参。過酷な徴税に十万人が鋤鍬を掲げ江戸城へ!島原の乱以来の大騒動か!中山道六十九の宿場のうち、最大の本庄宿を探索せよと命じられた宮地加門は……。天狗触れとは一揆の画策?将軍は九代家重から十代家治へと受け継がれた。来年は家康公百五十回忌の日光社参。その莫大な費用を補うべく、幕府は中山道沿いの各村に過酷な税「増助郷」を迫った。朝鮮通信使来日に続く「酷税」に百姓は決起。御上意といえども抗するしかない。やらなきゃ飢え死にしかない。中山道の各村から鋤鍬を手に十万人を超える百姓が江戸城へと進んでいく。御庭番の宮地加門は……。

ジャンル
歴史・時代
出版社
二見書房
掲載誌/レーベル
二見時代小説文庫
提供開始日
2020/10/01

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