柔道五輪金メダリスト猪熊功はなぜ自刃したのか

柔道五輪金メダリスト猪熊功はなぜ自刃したのか

著:井上斌 著:神山典士

495円(税込)
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国民的ヒーローとなった男の凄絶な死私を見て少し微笑んだように見えた次の瞬間、猪熊は「今ならできる!」という低い叫び声とともに机上の脇差を取り上げ一気に首に突き込んだ。(本文より)2001年9月28日、東京オリンピック柔道重量級金メダリスト、猪熊功死す。自ら頸動脈をついて自害した壮絶な死の理由とは?その直前二週間、心身ともに最高の状態で死にたいという理由で行われた、美しき死のための合宿の詳細。「まだまだっ、切れてない」最後の瞬間を看取った合気道家、井上斌の証言で綴られる衝撃の真相。プロローグ夢第一章終わりへの始まり1始まり2自殺合宿第二章猪熊功という男の逆転人生1宿命を背負ったデビュー2対巨人との戦い3若者の考えを変える男4柔道新時代の茨の道を告げる大会第三章再起不能の病からの帰還1フィアンセヘの手紙2ヘーシンクという名の巨大黒船襲来3ウエイト・トレーニングでの復帰第四章美しき死への合宿1給料日2猪熊の食事3合宿二週目4傘5息子たちと6整理第五章人生の転換期、柔道から実業へ1生い立ち2大逆転の夢ならず3私(井上斌)と猪熊との出会い第六章再々度の延期1死に場所2時間が止まる3遺書のコピー4知人たちへの電話5時間つぶし6周到なドライブ7最後の役員会、最後のビール第七章哀しき経営者・猪熊功1孤独2東海建設と東海大学3事業拡大路線4大学との軋轢5中小の建設会社と銀行6経営破綻の償い第八章最期1決行のとき2まだまだっエピローグ光と陰●井上斌(いのうえ・たけし)1946年中華民国北京市生まれ。1968年慶応大学法学部政治学科卒業。英国合気道協会主席師範を経て、1972年住友不動産入社。ハワイカントリークラブ、泉カントリー倶楽部、新宿住友ビル管理を経て、1987年退社。その後、1989年東海建設入社、社長室長、東海不動産管理常務取締役を経て、2001年東海建設破産により退職。現在株式会社エス・ユウ代表取締役。毎年1回、英国において合気道講習会を開催。師範を務める。●神山典士(こうやま・のりお)1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。主な著書に、第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)、『ひとりだちへの旅』(筑摩書房)、『「日本人」はどこにいる~異文化に生きる武士道のこころ』(メディア・ファクトリー)、『アウトロー』(情報センター出版局)など。

ジャンル
ノンフィクション
出版社
アドレナライズ
提供開始日
2014/02/07

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