氷の涯

氷の涯

夢野久作

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〈収録作品〉氷の涯/難船小僧/木魂/笑う唖女/眼を開く/人間腸詰/けむりを吐かぬ煙突以上7篇。 (著者紹介)明治期右翼組織の中心、玄洋社の巨頭杉山茂丸の長男として、明治二二年、福岡市に生まれた。幼名を直樹といい、幼少より謡曲、能に親しみ、九州日報辞職後は喜多流謡曲教授のかたわら、書きたいものを書く奔放な作家活動に入った。処女作としては、九州日報入社後、紙上に童話『白髪小僧』等発表したが、本格的な小説は大正一五年「新青年」に寄稿した『あやかしの鼓』といわれている。夢野の作品は、父の影響、ポー、ルヴェルの〈怪奇と恐怖〉への興味もあって、冥界との交感、自己世界への開示が基軸となっており、大長篇『ドグラ・マグラ』は、赴く所の野心的作品となった。

ジャンル
ミステリー
出版社
インタープレイ
掲載誌/レーベル
現代教養文庫
提供開始日
2013/07/12
ページ数
321ページ

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