
父を亡くしたクロエは、付き添いとしてホーソーン伯爵家に雇われることになりヨークシャーへ向かった。噂によるとそこには横柄な老伯爵夫人と、その孫の気むずかしい伯爵キットが住むという。ところが、てっきり老伯爵夫人の世話をするものだと思っていたクロエは、仕えるのは戦争で足を負傷した伯爵のほうだと言われてしまう。いくら私が行き遅れの貧乏貴族の娘だからといって、独身男性の身の回りの世話をするなんて…そんなふしだらなこと、できないわ!
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2025/3/31 23:59 まで有効
典型的な玉の輿ストーリーでありながら深い。特に老伯爵未亡人の心のひだの描き方が素晴らしい。みんな不器用だけど必死に生きている。中高生向けの恋愛まんがにはない味わいよ。アラフォー以上なら分かるかな。
ヒロインの切り返しのセリフが機知に富んでいて嫌味なく、けなげで可愛らしかったです。それぞれの心の内面も丁寧に描かれており、心にしみて読み応えがありました。
『僕は君にも選ばれたい』言われたい台詞ですね。 へそまがりで愛情に飢えた子どもようで母性に響きます!